2020/10/20散策。湿生生態園から野鳥の原っぱに移動。
昆虫の森に隣接してて、クヌギ林の縁に切り株が並んでいたのでなにかきのこが出てないか?と期待。
出てたぁ〜〜!!!
残念ながら日影側にきのこが生えてたので、画像が悪い。なにのきのこだろうか?
にたようなきのこが多い。クリタケじゃないかな?と。
クリタケ:広く食用にされていますが、生える形が猛毒きのこのニガクリタケとよくにています。
腐生菌。大きさ:5−10センチ。発生:秋。広葉樹の枯れ木に発生。食べられるきのこ。
もしかしたらナラタケかもしれん。ナラタケも食べれるきのこ。春ー秋に発生する。いろんな枯れ木に出る。
見分けられん。もしかしたら毒きのこのナラタケモドキの可能性も?わからない〜。
野鳥の原っぱは上のような雑草に覆われていました。これなにだっけ?
いや、オオバコだと思うけど、オオバコって春に見るやつじゃなかったっけ?
オオバコ(大葉子):日向の道端や草地に生える。中国では車前草ともいう。人や車(牛車・馬車)が多く通る轍によく生え、踏みつけに強いことからこの名前がある。
和名の由来は、葉が広く大きいことから「大葉子」と名付けられたと言われる。
花期:4−9月。オオバコ科オオバコ属。」
やっぱりオオバコでした〜。あれ?もしかしてきのこ??
きのこだった。けどもう老菌。
ここまで傷んでたら撮影画像にも適さないんだけども。桜の木周辺にたくさん出てましたので記録として撮影。
そして、広場のふちに朽木が並んでいて、そこにもきのこ。
周囲に見落としそうな丸いものがポコポコと?もしかしてこれもきのこなの?1個摘んでみたら、ぷつっと切れた。せっかくなので、裏返して並べて撮影。え〜と?これはおそらくクロホコリタケだと思うんだよね。
クロホコリタケ:夏〜秋に発生。草原。林に見られる。大きさ:直径3−6センチ。熟すとてっぺんからホコリのような胞子を飛ばす。
さてと?散策路を移動です。
あ!ヤマジノホトトギス発見。大概日影に咲いてるから、大概手ぶれ画像になる。つぼみと咲き出しと開花と姿が全く違うので観察しがいのある花です。
画像ではわかりませんが、このあたりの散策路は急斜面です。木道の左右で高低差がありまして、上の画像は見下ろしての撮影です。分かりにくいのですが、幹を下から上までサルノコシカケ科のきのこが発生しています。立ち枯れしてる模様です。
チャナメツムタケ(茶滑紡錘茸):かさにぬめりがあり、人気のある食用きのこ。かさのふちにわたくず状の鱗片がつきます。大きさ:5−10センチ。秋に見られる。林のうもれた枯れ木に発生。撮影画像は既に老菌。画像では傘の裏側が焦げ茶色ですが、若いときはベージュ色。
そして上の画像も木道の散策路から見下ろしての撮影。撮影しようと思ったのは、古くて傘の表面に苔がついてる奴と新いカイガラタケの両方が観察できるから。春から秋に発生。広葉樹の朽木で見られる。
あ!!きのこをこそげ落としてあります〜。なにてこったぁ〜。
検索したら2020年9月21日に撮影した画像があった。似た角度で撮影してたから見比べてほしい。
きのこ観察で公園に来る人は稀だと思いますが。きのこってさ。朽木を自然に返すのよ。森の中のサイクルでそんな役目があるの。
サラシナショウマ:キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。山地に生えており、夏から秋にかけて白い小花を穂のように咲かせる。
和名の由来は、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食べたことから。
根茎を升麻(ショウマ)として利用。発汗、解熱、解毒、胃液・腸液の分泌を促す。
咲いてるところが林内で、日中でも日陰なところ。訪問時はほぼつぼみでした。
分岐に到着。いつもは昆虫の森を直進する。今日もそのつもりだった。けど、視界にピンク色が見えたので確認へ。
何だったっけな〜??
ムラサキカタバミ(紫酢漿草。紫片喰):カタバミ科カタバミ属。
南アメリカ原産。江戸時代末期に観賞用として導入されて以降、日本に広く帰化している。環境省により要注意外来生物に指定。
え〜、ムラサキカタバミを追いかけて階段を上がってしまいました。
ん?あそこに見えるのは?
これまた立派な。
上から撮影。おそらくツヤウチワタケモドキです。
ツヤウチワタケモドキ:広葉樹に発生する硬質菌「艶団扇茸擬」です。
ツヤウチワタケに形状も似てる。傘は褐色で表面に環紋があります。ツヤウチワタケは傘が漏斗状に反り返る。裏側を確認すれば、ザラザラしてるらしいのだけども。生えてた場所が地上だったので確認できなかった。ちなみに、硬くて食べられません。
散策路に低木の柵があったのですが、切れてるところから奥の切り株が見えました。そこに出てたコフキサルノコシカケとカワラタケともう1種。隙間から撮影したので近づけない。地面に出てる奴は確定できなかった。サルノコシカケが巨大。たぶん直径50センチ超え。
夏、正面奥のクサギが花をつけて蜜に集まる黒アゲハを眺めつつごはんを食べた同じ場所でお昼。もう少ししたらいい紅葉見物ポイントになりそうだ。何しろここは昆虫の森。コナラやクヌギの森なんである。
この後、坂を下りて、前回ピンボケ画像になったヤマジノホトトギスの花の撮影に向かったのですが。既に花はなく、どこで咲いてたのかわからなかった。そのまま散策路を道なりに進んだら、まさかのカエンタケに再会。
事態のヤバさにWEB検索したらどうもナラ枯れと連動してるようで発生が増えてるみたいだ。
う〜む?注意喚起しとかなきゃ!と。カエンタケの記事を先出しで投稿しました。
サクサクと進む。カエンタケには出会ったけど。スギヒノキ観察林にはめぼしいキノコも草花も昆虫もなかった。
東入り口広場の駐輪場の到着。なんか、バッタがたくさん停まる低木があった。同じ種類ばっかりだ。何のバッタなんだろうか?
*2020\11\2補完
このバッタはツチイナゴです。
ツチイナゴ:成虫で越冬するバッタ。大きさ:メス5−7センチ。オス5−5、5センチ。 時期:3−7月。10−11月。
谷戸山公園を出発。帰り道、かにが沢公園でススキを見つけた。
調べる前なら秋の風物詩のススキとセイタカアワダチソウの競演で気楽に撮影できたのに。調べた今は、ススキとセイタカアワダチソウが戦いあってるようにしか見えん。
帰宅。そしておまけ画像。
うちのマンションの壁で見つけた蛾です。本来は目立たないのでしょうが。キミ、とっても目立ってるからね?移動した方がいいよ。
大和市の泉の森でも火炎茸が見られました。
いかにも、猛毒な姿です。
思うに最近カエンタケが県央界隈で目撃されることと、なら枯れが連動してるのでは?と疑ってます。
今私は香川県在住なのですが、里山で夏に枯れてるナラ枯れはなかったです。
ナラ枯れは数年続くとピタリと止まるという説もあるので、谷戸山公園や麻溝公園にのナラ枯れももう数年の我慢だといいと思います。
泉の森のカエンタケは、注意を促すポスターを見つけて探しましたが、自力では発見できませんでした。どこに発生してたのだろう?