あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

旧前田家和館2階

2013年11月09日 06時13分55秒 | レトロ建築
東京都文化財公開ウィークの一環で、ふだん上がれない和館2階が公開になりましたっ。
う・嬉しいっ!何度か訪れてますが、2階に上がるのは始めてですっ!

2階に続く階段は、広めに作られています。また天井も高く、開放感があります。和館にしてはちょっと変わってる作りになってます。その訳は…。
説明ハガキ発見!:「旧前田侯爵家駒場本邸の和館は、洋館に附属する迎賓館として昭和5年(1930)3月に竣工し、設計は、塚本靖(工学博士)と佐々木岩次郎(帝室技芸員)等です。
木造2階建ての近代和風建築で、洋館の東側に建ち、独立した門構えを持ちます。塀は腰までを割竹打ちとし、門は一間一戸の平唐門(薬医門形式)です。和館と洋館は裏手では渡廊下で繋がれ、渡廊下の意匠は、中央を境に、洋館側は洋風、和館側は和風となっています。
和館2階は寶形屋根を載せた楼閣風の外観で、2階「御居間」の床構えは、数寄屋風を加味したものとなっています」
階段を2階に上がってると、途中にレトロなトイレがありました。

これ、オリジナルかな~?と見ていると、トイレの脇から男の人が出てきましたっ!!
え?と。互いに見つめ合ったものの、男の人は職員さんのようで、「この便器はオリジナルです」って解説して下さった。ラッキー。
「ほらね、ここに『東洋陶器』って書いてあるでしょう?」ということは、TOTOなのねっ。
昭和5年に既に水洗トイレだったのよ~。さすが加賀前田家の殿の迎賓館っ!
トイレに隣接する手洗い場。その隣に風呂場があるようなのですが、中は立ち入り禁止になってます。
踊り場にあるトイレ。その踊り場から2階を見上げてみました。
ああ。まるで料亭のようだ…。なんだかわくわくと嬉しいですねえ。
さて、階段を上がると、こんな感じです。
こんな風に、杉板に松が描かれてたり。

照明のデザインもいい感じ

こちら窓からの眺め。

2階の手洗い場です。

2階は3部屋あります。

奥の部屋の照明と素敵な天井。

照明には、お殿様にはよく似合いそうな紫の房が下がっています。

 奥の広い部屋には床の間や丸窓があります

2階窓から庭を見下ろしてみた。もう少し紅葉してれば、もっと素敵だったのに~。でもここなら、日本文学の素敵な作品が出来そうな…。世の先生方、挑戦してみれはいかがです?
こちら、1階の玄関を見下ろしてみました。かつては、玄関の向こうに、使用人達の社宅や温室・馬場などが立ち並んでいた区画です。

家具類が一切置かれていないのが残念です。最後に和館1階を見て終わりーー。つーか、お腹がすいた…。
人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実は邸宅の半分が非公開でした | トップ | 旧前田家本邸和館1階 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

レトロ建築」カテゴリの最新記事