公開終了時間は16時まででしたが、礼拝堂では11/3は13:00-16:30で音楽祭が開催中でした。
すでに公開終了の16時は過ぎましたが、内部が見れました。
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到着時にはマンドリンクラブの演奏中。レトロなチャペルによく似合います。
明治学院礼拝堂(チャペル)
所在地)白金キャンパス
建設年)1916(大正5)年
設計者)ウイリアム・メレル・ヴォーリズ
建設様式)イギリス・ゴシック様式
文化財登録)1989(平成元)年港区有形文化財に登録 2002(平成14)年港区<景観上重要な歴史的建造物など>に指定
明治学院のシンボルである礼拝堂は、建築家
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(米国)の設計により1916年に建設されました。イギリスゴシック様式の礼拝堂左窓のステンドグラスは、黄色の十字架の形に配置されており柔らかな日差しが注ぎ込む。
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内部から黄色い十字架を撮影。
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外部から黄色い十字架を撮影。
この礼拝堂は地震で壊れた旧礼拝堂(ミラー記念礼拝堂、1903(明治36)年の木材を再利用して建てられた。完成当初は長方形の建物だったが、学生の増加とともに1931(昭和6)年、両袖の拡張工事を行い、空から見ると十字架の形をした現在の形となった。
関東大震災で被害を受け補強工事をしたが、第二次世界大戦中も建物そのものに影響を与えるような被害はなく、明治学院のキリスト教主義を象徴する場所として完成当時から同じ場所に現在も立ち続けています。
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2006年(平成18)に耐震修復に着手し、外壁の構造補強、2階席の撤去とともに、正面舞台(講壇)を創建当時の姿に復原し、2008(平成20)年に献堂式を行った。
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マンドリンクラブの演奏終了後正面舞台を撮影。振り返ると正面2階にパイプオルガンを見つける。
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天井の構造がよくわかりますね。
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パイプオルガン
設置年:2009(平成21)年
製作者:ヘンク・ファン=エーケン
楽器の様式:17~18世紀中部ドイツ・オランダ様式(バッハの時代の音色) 2段手鍵盤と足鍵盤、33ストップ
見学後、再び東京メトロ白金高輪駅へ。来る時は気づかなかったけど、道から記念館や明治学院の敷地は一段高くなっているのね。
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明治学院の文化財の記事の説明文は、学園祭でいただいたガイドブックと、東京文化財ウィークの絵葉書の説明文からの抜粋です。次回見に来る機会があれば、時間に余裕を持って訪問したい。だって、今回もヘボンの像を見れなかったし。