最高気温20度。
「アサーッ!」
ムジ鳥の鳴き声で目がさめました(昨夜、谷岡ヤスジの漫画を読んだせいか・・・笑)。
開け放した南向きのガラス戸から、早春の冷気と朝日が部屋に入り込んできます。
目まぐるしく移り変わる春の天気、でも、今日は天気が良さそう。
ふぁぁ・・・。小さな陽だまりの中で僕は2度寝に突入です。
ようやく起きた後、ベランダであたたかな春のヒカリを浴びながらコーヒータイム。
目の前のヒノキにとまったウグイスが、恋の歌をうたっています。けきょけきょ、と。
大気には、芽吹き始めた若葉が、咲き始めた花が甘くかおっています。
あまりの心地良さに僕は、「ハルーッ!」と叫びたい衝動にかられました。
少し強い北風の中、南に自転車を30分程漕いで佐多沈下橋へ。
菜の花の川岸には、スミレ、フグリなど野の花もたくさん咲いています。
芽吹きたてのヤナギの萌黄、エノキの新葉の若緑。
川を囲む山肌には、山桜のピンク色もぽつぽつ見えます。花は8部咲き。
雨が多い今春は川の水量も豊か。その水に手をつけてみる、水温は17~19度位だろうか。
風の歌をききながら、ボンヤリと川原で過ごす春の午後です。
僕は、先週14日の深夜に四万十に戻ってきました。
毎日、少しずつ荷物を片付けたり、仕事の準備をしたり。
でも、ほとんどの時間は、
(長い冬のあいだ想い続けた)四万十の春景色をボーゼンと眺ながめていたのでした。