アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

モノクロームな川に咲く花

2007-03-27 | アークツアー 春

 未明から降りだした春の雨が、僕らのカラダをたたきます。

合羽のすきまから滲みる冷たい雨が、

すこしずつ服をぬらしてゆけば、カラダに感じる寒さもすこしづつ増してゆきます。

 

 今日の四万十川は、やや水量が多く、笹濁り。川面の水温は、14度。

「このコンディションでは、カヌーに乗るのは3時間が限界かな?」

ほとんど休憩をとらずに、僕らはゆるやかな流れのコースを一気に下りました。

「寒くない?」「大丈夫です!」

 

 頭上低くたれこんだ灰色の雲。

雨に煙った川は、モノクロームな景色をみせています。

そこに、ちょっとぎこちない2つの笑顔の花とフジツツジ、菜の花が色をそえてます。

「今日はあいにくの天気でザンネンでしたね。

でもこれで、二人の心の地図に四万十川が流れだしたでしょ?」

おっと、一番さむいのは僕のセリフ・・・。

Nシスターズ、今度は太陽輝く四万十川で遊びましょうね。