アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

春雨のカナディアン

2013-05-11 | アークツアー 初夏

 「カヌーとカヤックって、なにが違うのですか?」という質問をたまにうけます。

日本では「カヌー」を総称として使うことが多いようです。

 

 カヌーを大別すると、カヤックとカナディアンカヌーの二つに分けることができます。

これは使用するパドルの種類で分類されます(簡単に言うと)。

カヤックは、ダブル・ブレード・パドル(ブレード:漕ぐ面)。

カナディアンカヌーは、シングル・ブレード・パドルを使います。

 

 カヤック、カナディアンともに、

使用するフィールドや遊び方にあわせて、さまざまな形状、素材、性能の艇があります。

・シーカヤック・折り畳みカヤック・ゴムカヌー(ダッキー)

・レクレーションカヌー・ホワイトウオーターカヤック・極地遠征用カヤック などなど。

*欧米では、カナディアンカヌーをカヌーと呼ぶようです。なんだか、ややこしいですね 

 春雨にけむる川を、カナディアンで下ってきました。

川は、10日ぶりの雨。

でも、まとまった雨が20日以上降ってない四万十川は、その流れをうんと細くしています。

浅くなった水路では、水の流れをよく見て進路をとらないと、カヌーはあっけなく座礁してしまう。

水の透明度はナカナカ良いのですが。川面の水温20度。

 

 キシツツジの花が終わった岸べには、白い花(トサシモツケやウツギ)が咲いてます。

若葉をポツポツと、合羽をパツパツと鳴らす雨が、水面に無数の波紋をつくっている。

カヌーは、だれっちゃおらん春雨にけむる川を、ゆっくりと下ってゆきました。

コメント (2)
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