「カヌーとカヤックって、なにが違うのですか?」という質問をたまにうけます。
日本では「カヌー」を総称として使うことが多いようです。
カヌーを大別すると、カヤックとカナディアンカヌーの二つに分けることができます。
これは使用するパドルの種類で分類されます(簡単に言うと)。
カヤックは、ダブル・ブレード・パドル(ブレード:漕ぐ面)。
カナディアンカヌーは、シングル・ブレード・パドルを使います。
カヤック、カナディアンともに、
使用するフィールドや遊び方にあわせて、さまざまな形状、素材、性能の艇があります。
・シーカヤック・折り畳みカヤック・ゴムカヌー(ダッキー)
・レクレーションカヌー・ホワイトウオーターカヤック・極地遠征用カヤック などなど。
*欧米では、カナディアンカヌーをカヌーと呼ぶようです。なんだか、ややこしいですね
春雨にけむる川を、カナディアンで下ってきました。
川は、10日ぶりの雨。
でも、まとまった雨が20日以上降ってない四万十川は、その流れをうんと細くしています。
浅くなった水路では、水の流れをよく見て進路をとらないと、カヌーはあっけなく座礁してしまう。
水の透明度はナカナカ良いのですが。川面の水温20度。
キシツツジの花が終わった岸べには、白い花(トサシモツケやウツギ)が咲いてます。
若葉をポツポツと、合羽をパツパツと鳴らす雨が、水面に無数の波紋をつくっている。
カヌーは、だれっちゃおらん春雨にけむる川を、ゆっくりと下ってゆきました。