アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

南の川から(気まぐれダイアリー)6月27日

2024-06-27 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024&2025

 最高気温24、4度(最低気温21、9度)。終日雨。

♪ああ 四万十は 今日も雨だった~♪

ダラダラと小雨が降りつづく、ジメジメと梅雨らしい1日です。

予報は、今夜日付がかわる頃~明日朝まで、大雨になるとつたえてます。

長雨で、たっぷりと水分をたくわえて、水が出やすくなっている流域の山々。

明日の四万十川は、大きく増水し、今年初(近所の)沈下橋が、濁流に沈むかも?しれません。

 

川が大きく増水すると(平水+5メーター以上に)

川底まで洗われ(川底の大きめの石も動き、珪藻などがとれて)、増水後の川は、水の透明度が良くなります。

(ほぼ1年間、大きな水が出なかった川は、水の透明度があまり良くない。主観ですが)

それ以外にも

・魚や手長エビなど、川の生き物が大きく移動するので、川漁がふたたび活発に。

(増水時の魚は、水中の流れがゆるい場所にヒナンしたり、中には一旦海まで下ってしまう魚も)

・コケがついてた川底の石が、ゴロゴロと大水に転がされ、古いコケが落ちる。

 その後、新しくついたコケを食べたアユは、香りがよくなる。

など、大きな増水にもよい面があるのです。

 

これから真夏の「カヌー&川遊び」をおこなうガイドとしては、

ゲストの皆さんに、水の透明度がよい川で、思うゾンブン遊んでいただきたい!と願いますが・・・。

さて、どうやろか?いったいどれくらい降るやろうか?じっと雨空を見る。

 

15:00現在

四万十川の水位は、平水+70センチ(川登)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨音のテントとウイスキー

2024-06-27 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2006年頃に書いた旅雑文「雨音のテントとウイスキー」限定公開終了です。

    雨。最高気温25度。

 昨夜、宵の口に降りはじめた雨は、期待ハズレ・・・

すぐに止んでしまったが、明け方からガシャガシャと断続的に激しい雨になった。

窓ガラスごしに僕は、久しぶりのまとまった雨を、ほっとした気分でながめる。

四国の渇水は、この雨で一時的にはおさまるだろう。カラカラに乾いた夏の川辺に、恵みの雨だ。

 

 「あの雨の日、フシギな出会いをした娘はどうしているのかな?」

机の上に両足を放りなげ、ウイスキーを舐め、

ぼんやりと雨をみながら僕は、雨音でいろどられた夏旅の小さなエピソードを思いだしていた。

 

 「あのー・・・そっちにいってもイイですか?」

その声に僕は、はっとして顔をあげた。トツゼン目の前に女の子があらわれたのだ。

「はっ!?ええっ、と。ハイ・・・」。不意をつかれた僕は、ドギマギしながら、もごもごと答えた。

数分後。彼女は、自分のテントから少し離れた場所にあるこちらのテントにやってきた。

「ひとりでさびしいんです。なにか、お話をして下さい」。

「えっ?」僕は、トートツな申し込みに面くらった。

初対面の女の子にいきなり、さみしい??お、お話し・・??と言われても・・・なぁ・。

「でも、可愛いし・・まぁ、いいいじゃん!」僕のスケベ心がささやいた。

 

 お金はあまりないけれど、当面時間だけはたっぷりあるバイク一人旅。

僕は、ホンダゴリラ(50cc)で夏の北海道をのんびり走っていた。

大雪山層雲峡のキャンプ場にテントを張って2日目。

朝から雨に降りこめられ、「あーもう、今日はヤメッ!」早々と停滞を決定。

うす暗いテントの中、シュラフに包まったまま、ザックからウイスキーの小瓶を取りだした。

わずかに開けたテント入り口から、雨に煙る外をぼんやりとながめながら、

続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする