最高気温27、5度(最低気温14、3度)。晴れ。
朝っぱらの四万十の空は、曇り。風がすずしく、2度寝にはサイコーでしたが、
灰色の空は、やがてバッチリ晴れ、陽がてれば、気温がグングンあがって、ん~あつい。
日なたの陽ざしは、もう夏のように強い。
でも、(湿度が低く)日かげの風は、まだ初夏のようにさわやかです。
南風にざわめく新緑の庭で、ドクダミの白い花も心地よさげにゆれてます。
しかし、もうすぐジトジト長雨とジメジメ湿気の季節(例年の梅雨入りは、6月5日頃)。
(壊れていて使えないとわかっているのに)ぼろエアコンのスイッチをオンにすれば、
ぐおん、ぶわっ!大量の黒いカスが、いっせいに部屋中に飛びちったのでした。哀号・・・。
なにはなくとも、暇だけはたっぷりとあるガイドは、川へ(暇ン十川だ)。
海苔弁と飲み物、文庫本をザックに入れて。
川原へおりる細道に、白く高く連なるヒメジョオンの花が、6月の風にゆれてます。
(とてもよく似ているヒメジョオンとハルジオン。・ヒメジョオンの茎は、白い髄がつまっている。
・ハルジオンの茎は、中空。茎をきってみると簡単に見分けられます。*花期はハルジオンの方がはやい)。
先週のやや太く速くながれていた川は、いつものゆっくりとしたながれに。
南風が吹きぬける木陰で、海苔弁をたべ、お茶をのみ、本をひらきました。
「人間にとって、きっとふたつの大切な自然があるのだろう。
ひとつは、日々の暮らしの中で関わる身近な自然である。
それは道ばたの草花であったり、近くの川の流れであったりする。
そしてもうひとつは、日々の暮らしと関わらない遥か遠い自然である。
そこに行く必要はない。が、そこに在ると思えるだけで心が豊かになる自然である。
それは僕たちに想像力という豊かさを与えてくれるからだと思う」星野道夫
本をとじ、空をながめてつぶやきました。
この四万十川の自然も(僕にとっては、日々の暮らしの中で関わる身近な自然だ)、
心が豊かになるものであってほしいなぁ、と。