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1971年3/12発表WBAフェザー級ランキング

2002年06月24日 | ボクシング
71・3・12発表 WBAフェザー級ランキング

C:西城正三(協栄/防衛5)
1位:アントニオ・ゴメス(ベネズエラ)
2位:エデル・ジョフレ(ブラジル)
3位:ホセ・レグラ(スペイン)
4位:柴田国明(WBC王者)
5位:ロベルト・デュラン(パナマ)
6位:フランキー・クロフォード(米)
7位:ゴドフリー・スティーブンス(チリ)
8位:ビセンテ・サルディバル(メキシコ)
9位:エルネスト・マルセル(パナマ)
10位:ラウル・クルス(メキシコ)

メンツに関しては言う事なし。この階級でよくぞ5度守ったと言うか。
西城さんの実績にケチをつける気はサラサラありませんが、当時の金平
会長の挑戦者選びの妙には驚かされるばかり。

ホーリン戦で来日したロス時代の恩師は、自分が そのままロスで面倒
見たら、もっと稼がせたような事を仰っていたが、反面短命に終わらせ
ていた可能性も高い。

A・ゴメスは69年にD・ホーキンスを最終回に滅多打ち、タオル投入の
KO勝ちで引退させ、70年にはフェルナンド・ソテロを3度倒して北米
Fe級王座を獲得。
サルディバルの王者時代「同階級で最も警戒すべき相手」と言わしめて
いた。32勝20KO1敗。

R・クルスは、後に柴田に1Rで倒されたイメージが大きいが、
チューチョ・カスティーヨと1勝1敗、ライオネル・ローズやアルフレド
・マルカノをKO、柴田とも対戦したビセンテ・ガルシャを5Rで倒して
メキシコ王者に。
決して楽な相手ではなかった事が窺われる(もっともカスティーヨや
ローズにはダウンを喫し、ロドルフォ・マルチネスにはKO負けと、
アゴの脆さも指摘されているが)。    

ホセ・レグラは、キューバからスペインへ渡り トマス・ガリから欧州王座を
奪取。返り咲きへ虎視眈々。120勝38KO7敗。

ジョフレは、カムバック後6連勝3KO(ただし骨のある相手との対戦なし)。
サルディバルは、引退状態。

デュランは、メキシコでフェリペ・トーレス(柴田と対戦)に勝った未知の
若手扱い。

マルセルは、A・アマヤやO・アモレス擁するクレック・マネージャーの秘蔵
っ子との紹介。ベルナルド・カラバリョ(原田に挑戦)、フレディ・レンヒホ
(小林弘と対戦)をともに2RKO、A・マルカノにも勝利。A・ゴメス同様、
強豪の誉れ高し。26勝15KO2敗1分。(戦績はいずれも当時の物)

くどいけれど。
当時の金平さんの神通力は、本当に凄いと思います。