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ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

故・金平正紀会長の忘れ形見に逢って来た⑤<br>協栄スイミング・プールを泳ぐ

2005年03月14日 | 生活
この「忠生松鉱石の湯」

多くの温泉や湯治場で薬石として重宝される松鉱石を使用してある・・・ってんで。

温泉成分や、多くのミネラル分を溶出して。お湯を肌に抵抗のない弱アルカリ性に変えて、皮膚病にも効果が高く、肌を若返らせ、肩こり・神経痛等の痛みを緩和、冷え性・婦人病にも効果あり・・・だそうで。

鉱石使ったジャグジー風呂で効果は石から涌いて出る・・・なんて凄い経済的な設備に「さすが協栄!さすが故・金平さん!」と感心(←金平さんが故人となられてから設置されてるかも知れんだろ)。

「神経機能では、アルファ波を高めることが実証済み」なんて効能書きにも感心しながら、お湯を満喫してると、先程のボクサ・エクササイズの若いメンバーも入って来た。

さすが、引き締まった見事な身体をされておる。
さすが「ボクシング&スイミング」の題目どおりな光景に、すこし感動。
さっきは「どうでもいいわ」とか言ってスイマセン。どうでも良いワケありません。単に先を急いでいたんです。

そんな事を考えてたら、のぼせて来た(笑)。

もう1つの施設、サウナはパスしてシャワーを浴びる。
先に上がってたスイマーおじさん達は、サウナで暖まっておいでだった。
あちらも気持ち良さそうだ。もっと早く来ときゃ良かった(CD漁ってる場合じゃなかったなぁ・・・。P・ウェラーの「スタジオ150」とN・ヤングの「ロード・ロック」、ラッテ・エ・ミエーレの「パピヨン+1」、ジェスロタルの紙ジャケなどは、実に収穫だったが)。

改めてプールを見回すと。
水深1m、25m×7コースだが。コース分けの間隔は広くは無く、ひとコースをセンターラインで往復する事は不可能で「一人ひとコース」が基本となるパターンだろう。

なお、低刺激の殺菌剤を使用している為、アトピーの子供でも、安心してプールに入れるとか。

さすが「地域に密着したスイミングクラブ」。ベビースイミングからジュニア、選手コース、マスターズ、高齢者、ハンディキャップスイミングまで、プログラムが有るってんだから恐れ入る(まぁ、多くのスイミングクラブが「生涯スポー」として水泳を指導していますが)。

80年代前半のボクマガに載ってた「新しく建築されたプール」が、年季が入りながら多くの人々のスイミングを支えて来たのだと思うと、再び感無量な気分に襲われるワタクシなのでした・・・。

――まだ続く

故・金平正紀会長の忘れ形見に逢って来た①

2005年03月14日 | 生活
・・・・と言っても、妾腹の遺児と対面したとか、そういう話では無く。

以前、昔のボクマガを読み返していて「ドン金平会長が、町田にスイミング・プールを建設。『スポーツ振興、健康増進に貢献して行きたい。これからも良い事業をドンドンやりますよ!』と意気揚々」・・・なんて写真付きの記事を読んで、「そんな事もあったんだなぁ」なんて感慨に耽り。

「でも、バブル崩壊でフィットネスジムなど随分なくなったし、協栄町田プールもどうなってんだかなぁ。健在だったら泳ぎたかったなぁ・・・」なんて勝手に思い込んでたのだが。

水泳雑誌の「われら市井のスイマー」みたいな記事で「協栄スイミング・クラブ」が紹介されており。

プールでの集合写真、コーチを囲んだ会員の皆さんの笑顔と笑顔。
「会員の○×さんは、マスターズ大会○△才の部で上位入賞」なんて記事を読んで「あぁ、健在だったんだ、協栄スイミング・プール。『まだ、あるんだろうか?』なんて日記に書き込んでたけど、とんだ無礼だったなぁ・・・」と。
またしても己の不見識を反省。

「フリーで泳げるのかな?」と、ヘボながらスイマーの虫がムズムズと騒ぎ出したのでした。

さっそくGoogleで検索し、ホームページを発見。
町田市忠生2-3-1の住所は、当時ボクマガで紹介されたそのまま。

設立年月日が、昭和55年8月1日。
いま「25周年記念キャンペーン」が行われています。

代表取締役社長が、若林敏朗氏。こちらも、当時のまま。ボクマガでは「元ボクサー」と紹介されていた。

協栄ジムグループの長として、面倒見の良さを見せていた故・金平正紀氏のこと、教え子に事業を任せられたのだろうか(ワタクシ、大ジム会長には良い意味での「ヤクザの親分」的なトコロを感じてまして。「弟分、子分」は徹底的に面倒見て、「反目する者、裏切り者」と感じたら徹底的に「敵」と見なす・・・みたいな。後半は「良い意味で」じゃないか)。

大風呂敷で有名だった金平正紀氏、やり手の余り「黒幕」「出る釘」として叩かれた事もあったが。
事業拡大も「功名心」ゆえだろうが。

25年間も、町田という都市にて地元の方々(チビッ子から、お年寄まで)にスイミングの場を提供し続けてきた協栄町田スイミングプラブの存続を知ると「スポーツ振興」「良い事業」とかいう言葉も、まんざら建前じゃ無かったんじゃないかなぁ・・・なんてドン金平氏の善い行いに感じられて仕方がないのでした(ちなみに、協栄スイミング・クラブには「神奈川県・座間」に支部あり)。

「う~ん、見に行きたい!泳ぎたい!」

昨年末から、しょっちゅう風邪を引いて機会を失っていたが。
間隙をついて、協栄スイミングクラブ町田HPにあった電話番号にTEL。駅からのルートを問い合わせる。

だいたい、町田までがウチから遠いぞ。

さぁさぁ、「物好きの虫」が騒ぎ出して来た!(こりゃまた失礼)

故・金平正紀会長の忘れ形見に逢って来た⑥<br>協栄スイミング・プールを泳ぐ

2005年03月14日 | 生活
ロッカーに入ると、またも先客から挨拶され。
もうすっかり、こっちも物怖じせず挨拶返し。ほんと、こういうトコロは地域型クラブの良い部分ですな。

着替え終わって、受け付けへ。
感じの良いスタッフさんに見送られ、ボクシングリングの脇を通って出口へ。

「善き事業」「スポーツ貢献」といった故・金平会長の言葉が浮かんでくる。

「協栄スイミング・プール」は、確かに町田という関東のベッドタウンで、地域に根ざした「スポーツ振興施設」として存在していた。

周辺に学校、団地であれだけ囲まれていたら、入会者は絶えないだろう。

「生涯スポーツ」「子供の健康促進」にと、水泳を進める動きは益々増えるだろうし。
また、「喘息の子供を丈夫にしようと」始めさせたら思わぬ才能が眠っていて、元気になるとともに選手として成長、ひいては五輪に出る程に・・・なんて話だってあるそうですから。

少し前から、協栄さんが「ボクシングを生涯スポーツに」なんて言って「ボクス・エクササイズ」を振興されてるのも「生涯スポーツ」として定着している「水泳」における「協栄スイミング・クラブ」の安定ぶりがヒントになってるのでは?・・・なんて、また勝手な深読みしてしまうワタクシなのでした。

停留所でバスを待ちながら、そんな事を延々と考えていた。

小田急町田駅から、新宿行きの急行に乗る。
「ただ、プールで泳ぐだけ」の為の遠出は終わった。
我ながら、まったく物好きだと思いますよ。

ボクシングジムが隣接している以外は、実に普通でローカルな(失礼!)スイミングプールであった。

そのローカルでフレンドリーな雰囲気は、このプールが長く地元の方々に愛されている証しのようにも感じられた。

故・金平正紀会長の「善き事業」は立派に息づいていた・・・。
良い出会いだった・・・・。

相変わらず独り善がりな自己満足な感想を抱きつつ、町田詣では終わりつつある。

余程の事が無い限り、もうあのプールで泳ぐ事も無いかもしれないが。
どうか、これからも長らく存続し続けて欲しい。地元の方々の心身の健康を支えて欲しい・・・。

そんな事を願いつつ、町田レポートを終わりにしたいと思ったのでした。

故・金平正紀会長の忘れ形見に逢って来た④<br>協栄スイミング・プールを泳ぐ

2005年03月14日 | 生活
急いでストレッチを済ませ、「ウォーミングアップ代わりに、まずは軽くクロールで泳ぐか」と水に入る。

「トプン」・・・と水音たてて足から普通に入水。すぐに立って、・・・なんか足が底に着くのが早い。

水面が腰より、やや上・・・・って、こりゃ「浅い」じゃないか!!!!

水深みたら「1m」。

あ、浅いよ!オレが普段泳いでるプールで、1m15~1m35あるよ!(この15cmがエライ違いなんだわ)

これじゃ、恐くて水中ターン出来ないよ。
・・・まぁ、普段もやってないが(←つ~か、出来ないだろ)。

これじゃ、恐くて飛び込み出来ないよ。
・・・まぁ、普段もやってないが(←つ~か、出来ないだろ!)。

それでも、このプールからマスターズの上位選手が生まれてるんだから、工夫して練習されてるんだろうか?

ショックを隠して軽くクロール。
年末からの風邪の影響で、やっぱり体力落ちてる。持久力もヤバイ。

それを誤魔化すために、プール脇の備品コーナーでビート板を漁る。
微妙に痛みのあるビート板、きれい目を選んで軽くバタ足。
そして平泳ぎのキック(これは疲れが少ない割に距離を稼げる)。まぁ、膝を立てず、足首を上下左右する難しさを実感しながら、キック練習終わり。
ブレストの手掻きも重点練習。両手を広げる、手の平を返す、巻き込む、一連の動きをチェック。
これで、平泳ぎの「腕で水を掴み続ける感覚」を覚える。

そんな事やってたら、時間が無くなって来てた。
これをヤらんと終わった気がしない「バタフライ」を3往復ほどして(もちろん25mで休憩)ほぼタイムオーバー。

そこそこ身体も暖まって良かった。

まぁ、水温は高めか?
30℃くらいなら、本気のスイマーは「身体が火照ってバテるのが早くて嫌だ」と言うトコロだが。
ウチらレベルだと丁度良いのよね。休憩で身体が冷えるのを防げて・・・(全身タイプの保温スーツもあるが、恥ずかしいし)。

最後に軽く50mをクロールで泳いでクールダウン(?)終了。

フリータイム終了を告げようと来てたであろうインストラクターさん、その前に私が上がって来たので、笑顔で「お疲れさま~」と声を掛けてくれた。

「お疲れで~す」と返答するワタクシ。
この辺は、どこのクラブでも同じ、気持ち良く上がらせてくれますです。

シャワーを浴びる前に、こちらの「ウリ」でもある「忠生松鉱石の湯」に浸からせて貰うか・・・とジャグジーへ移動。

移動と言っても、プールサイドっつ~か、シャワーの手前に設置されてるだけだけど(笑)。

三方を壁で囲まれた、変な気分になるジャグジーだったが。
確かに暖まった。気持ち良かった。

男女混合、水着で入るジャグジー。こちらが「失礼します」と入ろうとすると、先に使用されてた男性からオバちゃまから「お疲れさま~」の声。

さすが地域に根ざしたスイミングクラブ、ファミリー感ありと言うか、フレンドリーだ。

オレが普段行ってる都内のクラブは、も少しヨソヨソしいもんなぁ。
あっちは「マシンジム」もあって、「スイマー皆仲間」な雰囲気とは違うから仕方ないが・・・。

色々ケチつけてしまったが、良いプールですよ。
地元だったら絶対入会してますよ。

――まだ続く。

故・金平正紀会長の忘れ形見に逢って来た③

2005年03月14日 | 生活
・・・なんてヤってるうちに時計見てビックリ。
時間制限あるフリースイミング始まっているじゃないか!?

いかんいかん、せっかく問い合わせて(平日?12:15~13:15、19:45~21:30の間)調整して来たってのに。これじゃ45分も泳げないよ・・・と。

急いで駅前のバスセンターに戻り「下山崎団地行きバス」に乗る(3番線「忠生桜台行き」でも可。ただし、こちらは信号1つ戻る事になるらしいが)。

「忠生(ただお)2丁目」で降りるって事だが、駅から掛かる時間を聞いてなかったんで不安。

何10分も掛かるんじゃないだろうな?・・・なんて思っていたら団地が集まる地域に入り。

ちょうど学校前で停車。「忠生2丁目、協栄スイミング・クラブ前です」とのアナウンスあり、これには安心して降りれた。
所要時間は15分ほど。バス賃が150円ほど。
まぁ、ひどく遠いって程じゃない。

周辺は団地だらけ。バス通りは、それほど交通量も多くない。
プールの看板を探すも、それより先に「竹原&畑山ボクサ・フィットネス・ジム」の文字が目に飛び込んで来た。

「あれ?あのフィットネスジムって六本木みたいなトコロにあったんじゃなかったっけ?」と困惑。
もう支部作ったのか?たしかに協栄とは縁の深い2人ではあるが・・・。

などと思いながら、そちら方面のマンション1Fへ向かう。他に、そういう施設がありそうな建物が見当たらないのだ(団地と学校しかないし・・・)。

やはり「竹原&畑山ジム」と「協栄町田プール」は同居していた。
つ~か、スイミングクラブのマシン施設を取っ払って小さな練習用リングとサンドバッグ幾つか吊るしただけな感じじゃん。

少年と若いトレーナー(?)がリングに座り込んで会話中。
その横の階段を通り抜けるワタクシ、なぜか少しバツが悪い(笑)。

階段横からB1F左の入口に、協栄町田プールの窓口があった。
「竹原&畑山ジム町田」のポスターもあり、そこには「2人も定期的にジムへ来て指導」みたいなコト書いてあったが、本当か?

窓口では、スイミング・インストラクターみたいなお姉さんに応対してもらう。(商売とは云え)親切な対応に感激。

窓口上にスタッフの写真が並んでいるが、「設立者:ドン金平」の写真を探すも・・・なし。
周辺に「大首領様:ドン金平像」を探すも・・・なし。

まったく普通のスイミングクラブの窓口だ。脇には「マッサージ・診療院」みたいな部屋もあるが。
「ボクササイズ&スイミング」のプログラムに「協栄」の影を感じられるくらいか(HPにも「ボクシング」のコーナーあったし)。

時間が無いんで、「ボクシングジムに用は無いんだわい」とばかりに、さっさと脱衣所へ。
ロッカーには先客が居たが、「こんにちは~」「お先~」と挨拶を受ける。
さすがスポーツマン、礼儀正しい。こちらは、根がオタク、一瞬たじろいだが「こんにちは~」と爽やかに挨拶返し(笑)。

急いで水着に着替えて、シャワーを浴びて、念願のプールへ。

ついに「ドン金平が遺した」屋内プールと対面!

う~ん、やっぱり微妙に古い。水の透明度、イマイチ。
しかし、設立25年なのだ。多少は仕方ない。

スクール用のコースでは、バタフライの練習中。
脇のフリーコースに入る。

あぁ、感無量。
ついに、故・金平正紀会長の忘れ形見と出遭ったのだ・・・・。

故・金平正紀会長の忘れ形見に逢って来た②

2005年03月14日 | 生活
電話応対の女性は、とても言葉も丁寧で親切に駅からの交通手段を教えてくれた。

もうね、身内を含め、拙い応対に接し慣れた身としては、まずこの点に感動ですよ。

でも「駅からバスです」と言われて、ちょっと困りましたよ。だって町田までが、1時間近く掛かるんですもん。

幸い当日は、小田急線の急行に運良く乗れて、一時間弱で到着したが。

まず、その足で駅前の「ディスクユニオン町田店」に向かう(笑)。
地方都市ゆえ、都心のユニオンより「掘り出し物の中古盤が手頃な価格で置いてある」って話なのだ。

つ~か、その前に。

町田って都会なんだな!駅前にはミロードみたいなのあるわ、東急ハンズはあるわ、デパートもあるわ・・・・で元は田舎者な私、ビックリしてしまいましたよ。

そんで、けっこうユニオン探すのにも苦労。
地図では「ダイソー向かい」ってあったけど、ダイソーが見つからず。

なんか、ショッピングビルみたいな1Fに入居しているのを、なかば野性の勘で探し当てた。

しかし、遠出する時は必ず「レコードマップ」で、そこの中古レコード屋さんチェックするのが癖なのな。

あと、「ラーメンマップ」で評判のラーメン屋(ちょい前は早稲田の「俺の空」に行って来ました。トンコツ風味にカツオ出汁が微妙でした!)。

まぁ、今回は泳ぐのがメインだから。前後にカロリー高いラーメン食うのはタブーってんで。
ラーメンの方はボツ!

ユニオンで、イタリアン・プログレを1枚、ポール・ウェラーの最新作(カヴァー集)、他モロモロをGET。

「ついで」に寄ったトコロで1万円以上使ってどうする!?

「フリースイミング」は、料金578円だぞ!!(←安いですなぁ・・・)