あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

おすすめ本:うつうつひでお日記

2006年01月05日 | 英国ロック
うつうつひでお日記

著者名:吾妻ひでお  発行:2006年7月10日  
出版:角川書店  値段980円  

「失踪日記」のヒットを受けて発売された後続本(装丁も激似)。

続編では無く、「失踪日記」執筆中である2004年~2005年
初旬までの日常を、淡々と綴ったプライベートなマンガ日記。

同人誌として売っていた内容を、商業誌で転用した・・・って本か。

「失踪日記」売れたから、パート2あるか?・・と期待してたら
「1ページも描けてません」なんて、この本に書いてありました(笑)。

――で便乗本かよ・・・と。



まぁ、なかなか「失踪日記」も出版を進めなかったくせに、
いったん売れると「ニ匹目のドジョウ」を狙う出版社が悪いんですがね。
(CD売れた途端、そのミュージシャンの過去音源あさって
「コンプリート・ベスト!」とか出すレコード会社と同じですなぁ・・・)

すぐ「失踪日記2」を出せば売れるの確実なのに、なかなか書かない
吾妻先生も悪いんですがね(笑)。
まぁ、しでお先生が、仕事もせずに「読書と抗うつ剤とお笑い番組と
格闘技番組と粗食と女学生鑑賞にウツツを抜かしてる」情景は、
楽しいワケではあるが。

特に編集者との会話が凄い。
「いや~、それが不況で確実に売れる作品以外は、どこの出版社も
出さないんですよね・・・」
「いや~、秋田書店でお出しになった『やけくそ天使』が売れてない
みたいで、それがネックになっててOK出ないんですわ」
「J誌の漫画家さんで知ってるだけでも4人自殺してます」
(吾妻氏「雑誌1誌で4人も殺してるのか・・・」)

――で、『失踪日記』の出版は一向に進まずと
(打ち合わせや描き足しを経た後に、や~っと出版)。

まぁ、和まされるのは、ときおり挟まれる「あじま版・美少女画」か。
(しかし、ベテランなのに新鋭マンガ家の美少女キャラの模写とか、
良くやりますねぇ・・・)
私も足首太い女のコ、嫌いじゃありません。
制服ミニスカートの下にジャージを履くのは許せません(笑)。

そして、例によって「他人事みたいに笑って描く」自虐ネタ。
ファンっぽい編集(?)から
「SF界で大友克洋と並び称された吾妻さん・・・」みたいに言われても
「あっちは『世界のオオトモ』、こっちはプータロー」みたいに呟いたり・・・。

(まぁ、商才の差とも言えますが。世界のオオトモがインタビューで
『ビジネス・スーツにネクタイ』な姿で登場してたのには度肝ぬかれた・・・)

――まぁ、結局は。
吾妻さんの奥さんが偉いよ・・・と。(昔は奥さんをミニチュア化したような
娘さんの登場もあったが。もう独立されたのかなぁ・・・?)

・・・その他「逃亡日記」などという、これまた著者本人をして『便乗本』と
言わしめるインタビュー&描き下ろしマンガ集も、別に発売されているが。

「失踪日記」で書き切れなかった部分の記述あるようなので、ブックオフで
見つけたら読んでみよう。

ちなみに「うつうつひでお日記」もブックオフで購入しました。

あるちゃん、マスターズ大会を泳ぐ④

2006年01月05日 | 競泳
しかし「親睦大会」ってのは、とんだ客寄せ文句だったな(参加費用は会費と別にシッカリ数千円取られております)。

進行中にも「先ほどの男子○mメドレー▽組◇コースの×○君は、泳法違反にて失格となりました」とかの発表放送が、けっこう頻繁に流れるのだ。

あと「フライング」とか。
同じチームの人の泳ぎ見て「おお、スタートの反応いいな!」と思っても、「先ほどの・・・」と放送入って「フライング失格」。

厳しいじゃねぇか。
公式戦なみのチェックじゃねぇか・・・。

オレ、「平泳ぎのスタート後、ドルフィンキック打ってますね。公式大会でたら失格になりますよ」と指摘された事あるんだよな・・・。

まぁ、北島選手の映像見まくった影響あるかも知れませんが(笑)。
スタートも自信ないぞ。

雰囲気や間合いで飛び込んでしまう可能性あるし・・・。
あまり「親睦」すぎてイナたいムードでも困るが。

ここまで、公式大会的な雰囲気もビビるわ。
ただ、スタート時の雰囲気は公式大会そのまんまでOKというか、嬉しいというか。

選手紹介の「第1のコース、○×所属、▽◇く~ん」ってアナウンス。
メジャー大会そのまんまのスタート合図。
あこがれのシーンだねぇ~。

春先に見た短水路選手権では、海外から来たトップ選手にも「オレグ・リソゴールく~ん」と君付けだったからなぁ(笑)。

「それと同じ雰囲気で呼ばれるのかぁ~」とポヤ~ンとなってるオメデタイ私。
その時にキメるポーズまで決めているのであった(笑)。

――以下、次回

あるちゃん、マスターズ大会を泳ぐ③

2006年01月05日 | 競泳
競技は慌しく始まり、進行した。

開会式が終わるやいなや、スイマーたちはスタート台に立ち。
マイクでの「よ~い」に続く機械音のスタート合図で、一斉に飛び込み。
最初の競技、個人メドレーが始まった。
「一人で4種目泳ぐメドレーが最初かい」と不思議な感覚に包まれるワタクシ。
なんか、TVで見てる大会じゃ、結構あとで流れる印象あったので・・・。

プログラム見て、自分の出場競技が全て午後からと分かった私は、とりあえずジックリ観戦・様子見・雰囲気調査を決め込む。

しかし、泳ぎっぷりは人それぞれだねぇ。
如何にもな「マスターズ・スイマー!」もいれば、ズバリ「元選手!」みたいな人も居る。

まぁ、年齢や申告タイムで釣り合うよう、組み分けはしてある訳だが。
60才の部でも速い人はいるなぁ。フォームも奇麗だ。

過去の大会記録を見ると、40代でも25m自由形で12秒台出てる。
この時点で「かんべんしてくれよ」って気分だった反面、「そんな奴は、物凄く一部だけだろう」なんて思っていたワケだが。

高齢者から始まったメドレーが、若くなるに従って記録も凄くなり。
1分ゼロ何秒とかで泳ぐヤツ見た時にゃ「オイオイオイ!お祭半分の親睦大会じゃないのか!?オマエ、こんなんじゃなくて国体に出てろよ!!!」と言いたくなったのでした。

――続く