あるBOX(改)

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「下北サンデーズ」<br>木曜PM9時にやるドラマか!?②

2006年07月29日 | 生活
「下北サンデーズ」木曜夜9時、テレビ朝日系にて放送中。

――「池袋ウエストゲートパーク」黄金コンビ、「石田衣良・原作」&「堤幸彦・演出」大復活!

・・・なんてテレ朝さんは煽っておいでですが。

石田氏が、あそこまで演劇界に精通しているとも思えず。

やっぱ、マチャピコの脚本を、堤氏が上手く映像化したんだろうな・・・と。

マチャピコこと河原雅彦は、今こど「映画やTVの脚本家」と名乗っておいでだが。

元は小劇団「ハイレグ・ジーザス」の主宰者。
構成・脚本・演出を務め、妙な化粧で他の劇団の客席に出没。アングラ演劇界の王子様を自称?し、劇団OJOの女性ともお付き合いあった微妙な人物だったのだ。

まぁ、今は女優・ともさかりえと結婚し、日の当る場所へ浮上されたワケだが、先日の「笑っていいとも」出演では、「やっぱ日の当る場所似合わね~な~」とその存在の微妙さを再確認させてくれた(観客も「誰この人?」て雰囲気だったし)。

ま、劇中の劇団主催者のモデルは自分だろ!?・・・と突っ込みたくなるもなるワケだが(これがまた、「結構いるんだよな!」と言いたくなるキレイな看板女優と同棲、それ以前は製作の女性とデキてたが、いまもズルズルと・・・。そして上戸彩ちゃんをも狙い・・・という設定はリアル過ぎる!)。

まぁ、昔の松尾スズキ氏も若手劇団員に手を出してたそうだし、ひどいスケジュールで皆を酷使し、メチャクチャな名前つけて困惑させ(顔田顔彦とか。宮崎吐夢も最初は「宮崎ツトム」だったらしいし)、多くの劇団員を淘汰していったらしいが、でも、多分その頃が大人計画は一番面白かったかも知れないが。

しかし、ケラさんやみのすけが「劇団・健康」の会話してるシーンが挿入されたり。「ナゴムまたやりましょうよ」なんてセリフあったり。

こんなシーン、夜9時に見て誰が喜ぶのか?
そして、なぜ大人計画の臭いは一切しないのか?

まぁ、堤さんは昔仕事に悩んでた時代に「健康」の舞台見てショックを受け。
「スキな事をやればイイんだ!イヤな事はやらなくてイイんだ!」と吹っ切れ。

それが「トリック」や「IWGP」を生んだ原動力になたそうだから。

売れてプライムで好き勝手できるようになって。本当に好き勝手やっちゃった・・・そんなトコロか?

プライム使って「恩返し」か?

・・・それならそれで結構だが。
視聴率が気になるトコロですなぁ。あんまり良くても「これでイイのか!?」って気になるしな(笑)。

「下北サンデーズ」<br>木曜PM9時にやるドラマか!?

2006年07月29日 | 生活
ワタシャ、個人的にすごく面白く見てるけど。

「下北サンデーズ」木曜夜9時にテレビ朝日系で放送されてる「下北劇団グラフィティ」。

理数系の大学に入学した主人公が、上京して初めて見た演劇に感動、劇団員として貧乏生活を送りながら成長して行く青春ドラマ。

まぁ、あらすじ聞いて「面白そうだな」と思いつつも。

「なぜ主題歌が藤井フミヤ?」
「TVに出て微妙にイイ男ぶってる石田衣良が原作?」
「脚本が“マチャピコ”こと河原雅彦?」
――なんつう「気に食わない要素」満載の為に二の足踏んでた私と連れだが。

某劇団の事務やってた知人の女の子から「あれって、面白いですよ♪」と屈託なく教わってしまい。

見てみたら「面白い!やっぱ『トリック』演出した堤幸彦って人がイイんだね!」と手の平返したのでした(笑)。

しかし。
中身が生々し過ぎないか?
古田新太(劇団新感線)は「実際の小劇場は、こんなに華はありません!」と番組の発表会見でコメントしてたらしいが。

そりゃ、上戸あやチャンみたいな黒子は普通いませんし(ウチの連れは「特別に可愛くも無いし、なぜ『国民的アイドル』風の扱いうけてるのか理解不能。事務所のチカラか?」とか言ってますが。TVでアレだけ可愛いけりゃ、実物は相当に可愛いと思いますよ)。

そして、現実の小劇団には
佐田真由美さんみたいな美人も居ません(TVでアレだけキレイに・・・以下略)。

つ~か、結構リアルです!
元・劇団事務のコも、そう言っておりました。

つ~か。
この元・劇団事務員も「劇団の面接受けなきゃ!」と、わざわざ高校時代のジャージ引っ張り出して来た不思議ちゃんなんで(笑)。

でも社会人経験買われて事務を取り仕切る人になったんで。
色恋沙汰に無頓着で、主催者に二股も三股も掛けられる事も無かったのも今回の主人公的だし。

――んな感じで。
すでに、知り合いにドラマ主人公みたいなのが居るんですけれど(さすがに上戸級の可愛さは有り得ないが)。

あと、ウチの連れも相当に小劇場行ってた人だから。

「駅前劇場から、やがて本田劇場へ!」みたいな合い言葉に大笑いしてるのですが。

毎回出てくるケラさんの姿に「ケラさん出てるよ!」と大喜びなのだが。

劇団主催者が、劇団員の女性に手を付けまくるのも「良くある!良くある!」と爆笑してしまうのだが。

居酒屋で他の劇団と鉢合わせ、言い争い・・・なんてシーンもツボなのだが。

――ふっと、我に返るワタクシ達。
おもわず頭に浮かぶ素朴な疑問。

「こんな小演劇のディティールに凝り過ぎた設定のドラマ、木曜よる9時にヤってイイのか?」(笑)