日本のブルース・バンドとして本場でも存在を認められた「憂歌団」。
そのリード・ヴォーカルとして、20年以上絶大な存在感と人気を誇ってきたのが、木村充揮さん。
憂歌団は活動休止中だが、ソロとしてマイペースの活動を送る木村さんが、東都の小さなハコでライヴを行うってんで。
ワタシャ喜んで前売り券を購入したのでした。
ただし、前半は若いバンドと弾き語りミュージシャンが露払い。
ちょっとシンドかったが、音楽が好きで演ってるのが分かるから、一応拍手。
しゃがみ込んで木村さんの出番を待つ。
ワンドリンクのコップが空いて、カウンターにコップを返しに行った頃、「ひょい」とばかりに木村さんは現れた。
会場は一気に暖まり、一斉の拍手と歓声が飛ぶ。
「やっと出たか~、もう帰ろうかと思ったで~!」
客席からイントネーションの怪しい関西弁が飛ぶ。
「かかか帰ろうかって!・・・帰りたかったら帰ればエエがな」
――と返す木村さん。会場、笑い声。
ベテランでありながら偉ぶったトコロが無く、ヒョウヒョウとヤジをいなす木村さん。
「ちょっと待ってもらえまっか、この一杯を・・・」
と自分のテーブルに準備されたグラスに一口。
もちろん中身はアルコールドリンク。
「はぁ~」
愛しそうにグラスを見詰め、ひと息吐く木村さん。
もう一口。
・・・もう一口。
場内クスクス笑い。
「チャッチャと演れよ~!」と
またヤジが飛ぶ。
「・・・チャッチャって。そんな急かさんでエエがな」
木村さんポツリとボヤく。
また会場、クスクス。
ま、しょうがないですな。
初期のライヴアルバムのオープニングも似たようなもんだったから。
木村:「(マイクテスト)ワンツー、ワンツー、・・・ワンツー」
ヤジ:「ワンツーしか言えへんのか?」
木村:「・・・・ワンツー」
――会場、笑い声。
そんなバンドのリードヴォーカルやってたのが、木村充揮さんなのです。
――続く
そのリード・ヴォーカルとして、20年以上絶大な存在感と人気を誇ってきたのが、木村充揮さん。
憂歌団は活動休止中だが、ソロとしてマイペースの活動を送る木村さんが、東都の小さなハコでライヴを行うってんで。
ワタシャ喜んで前売り券を購入したのでした。
ただし、前半は若いバンドと弾き語りミュージシャンが露払い。
ちょっとシンドかったが、音楽が好きで演ってるのが分かるから、一応拍手。
しゃがみ込んで木村さんの出番を待つ。
ワンドリンクのコップが空いて、カウンターにコップを返しに行った頃、「ひょい」とばかりに木村さんは現れた。
会場は一気に暖まり、一斉の拍手と歓声が飛ぶ。
「やっと出たか~、もう帰ろうかと思ったで~!」
客席からイントネーションの怪しい関西弁が飛ぶ。
「かかか帰ろうかって!・・・帰りたかったら帰ればエエがな」
――と返す木村さん。会場、笑い声。
ベテランでありながら偉ぶったトコロが無く、ヒョウヒョウとヤジをいなす木村さん。
「ちょっと待ってもらえまっか、この一杯を・・・」
と自分のテーブルに準備されたグラスに一口。
もちろん中身はアルコールドリンク。
「はぁ~」
愛しそうにグラスを見詰め、ひと息吐く木村さん。
もう一口。
・・・もう一口。
場内クスクス笑い。
「チャッチャと演れよ~!」と
またヤジが飛ぶ。
「・・・チャッチャって。そんな急かさんでエエがな」
木村さんポツリとボヤく。
また会場、クスクス。
ま、しょうがないですな。
初期のライヴアルバムのオープニングも似たようなもんだったから。
木村:「(マイクテスト)ワンツー、ワンツー、・・・ワンツー」
ヤジ:「ワンツーしか言えへんのか?」
木村:「・・・・ワンツー」
――会場、笑い声。
そんなバンドのリードヴォーカルやってたのが、木村充揮さんなのです。
――続く