あるBOX(改)

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キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンド全盛時DVDが発売!

2012年09月02日 | DVD(ブルーレイ)
MSI(ミュージック・シーン)さんからメルマガ到着。
なかなか凄いDVDの発売が伝えられて来た。

●DVD
キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンド『ロスト・ブロードキャスト』
規格番号: MSIDV 034 価格: \2,800(税抜) \2,940(税込) バーコード: 4938167018896

「アルバム『スポットライト・キッド』『クリア・スポット』を発表し、ビーフハートのキャリア上
  最も充実した活動を行っていた1972年にドイツの有名な音楽番組『ビート・クラブ』に
 出演した際のリハーサルを含むスタジオ・セッションを完全収録した貴重なDVDが遂に
  オフィシャル・リリース。マジック・バンドのメンバーはズート・ホーン・ロロ、ロケット・
  モートン、そしてマザーズからの移籍組のロイ・エストラーダ、エド・マリンバこと
  アート・トリップ、エリオット・イングバーという鉄壁の布陣。
  収録曲は「マスカラ・スネイク」「クリック・クラック」「ゴールデン・バーディーズ」
  「アイム・ゴナ・ブーガライズ・ユー・ベイビー」「スティール・ソフトリー・スルー・
 ザ・スノウ」など8曲収録。<ジャンル:ロック/ポップス>)



以前、CS音楽チャンネルで放送された「ビートクラブ」。
英国のBBC放送は「貴重で高価なビデオテープはロック音楽の保存用には使用されず、ドキュメンタリーやゴルフやクリケット試合の保存のために使われた。多くのロック番組は消去されていった」って話で。

結局、グラナダTVやドイツのTV局の方が英米ロックの貴重な映像を残しているのでした。

さてさて
キャプテン・ビーフハート&ヒズ・マジック・バンドですが、「ビート・クラブ」での演奏と歌唱は圧倒的で。

ガムテで結わえた2本のマイクを持ちながら、手で「音をもっと上げろ」と指示しながら唸るビーフハート隊長が凄まじくカッコいい。

ドラムは裏打ちなんだか何だか分からないビートを叩き、ギターは不安定で痙攣したリフを掻き鳴らし続け、ベースはブンブンうねる。

そして隊長のダミ声の吼え!
このグループの「本当の凄さ」が露になる。

私は彼らの代表作「トラウト・マスク・レプリカ」はアバンギャルドすぎて理解不能だったが、この「アイム・ゴナ・ブーガライズ・ユー・ベイビー」の凄さは分かった。

技術を放棄したバンドは素人同様で視聴するには厳しいが、「アイム・ゴナ・ブーガライズ・ユー・ベイビー」の演奏にはギリギリのバランスで乱調と美が同居している・・・と私は感じた。

その全容が分かるというのだから、私が観たくないワケはない。
amazonでも何でも入手可能だ。

MSIホームページ(www.musicscene.co.jp)でも購入可能。

MSI/ミュージック・シーン株式会社のHPから購入すれば送料無料だ。
ぜひ買って観たいね!