あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

9/16対戦の山中慎介、アンセルノ・モレノとも勝利宣言

2016年09月12日 | ボクシング
9月16日にエディオンアリーナ大阪でゴングとなるボクシング世界戦。
長谷川穂積のSバンタム戦とダブルで行われるのはWBC世界バンタム級
タイトルマッチ。

WBC世界バンタム級1位アンセルモ・モレノ(31才/パナマ)が
9月12日、都内で練習を公開。
同級王者山中慎介(33才/帝拳)との再戦へ向け必勝を宣言した。

山中にとってはV11戦、この顔合わせは1年ぶりとなる。

早めに到着したモレノは縄跳びからスタート、会見終わってからはミットと
サンドバッグの連続軽打、そして再び縄を飛び、1時間半近くたっぷりと
汗をかいたという。

WBA王座を12度防衛した事があり、一時は同級ベストと言われた実力者
アンセルノ・モレノ。
経験も豊富ゆえ終始落ち着いた表情。

「きっちりと練習を積んできた」
「相当の覚悟を持って王者になるために、また日本に来た」
…とコメント。



前回の判定は1-2の僅差で判定負け。
右フックを合わせて王者をダウン寸前にも追い詰めた。
※解説席の長谷川穂積選手が「クリンチ、クリンチ!」「打ち合わなくてイイ!」
 …と声を上げるシーンがありました。長谷川選手にとっても教訓になったのでは
 ないでしょうか。

「どっちが勝ちでもおかしくなかった。(今回は)手数を多くしてできる限り
パンチを当て、各ラウンドを取っていきたい」と勝利のパターンを描くモレノ。

「山中のパンチをスウェーする自信はある」と自信を覗かせたという。
※前回の試合で山中の左に自分の左を合わせて来たのには驚いた。
 自分のディフェンスへ「絶対の自信」がないと出来ない芸当だ。
 度胸も凄いです、この選手は。

今回も「スウェーする自信あり」と言いつつ前に潜って躱してくるんじゃないか?
そして自身のパンチをコツコツ当ててペースを掴みに来る…と。

単調にワン・ツー・右フックと繋いでると、また合わされる気がする。
一時期のウラジミール・クリチコやカルロス・モンソンのように徹底して遠い
距離からストレートを伸ばす手もありかと思う。

山中は「どこでも良いから当てよう当てようとしすぎた」と初戦の反省点を挙げ、
常にジャブを突き続ける事を鍵とした。

もちろん曲者モレノは打ち終わりやクロスを狙ったりしてくるだろう。
距離感やフェイントを駆使した高度な攻防が見られそうだ。

こういう再戦は引き出しの多いほうが有利だと思うし、顔合わせでいうとモレノの
技巧とキャリアは脅威だ。

しかし山中とて前回の試合で多くの事を学んだ筈で、そういう意味では素晴らしい
好カード、決着戦です。

9月の中旬は見るべき物が多い。
また忙しくなるあぁ~(苦笑)。

9/16にウーゴ・ルイスvs長谷川穂積!

2016年09月12日 | ボクシング
いよいよ迫ってまいりました長谷川穂積ラストチャレンジ。

同級王者ウーゴ・ルイス(29才/メキシコ)に挑む世界戦はエディオン
アリーナ大阪で9月16日に行われるが、元WBCバンタム&フェザー級
世界王者でWBC世界スーパーバンタム級5位の長谷川穂積(35才)が
10日に所属する真正ジムで練習を公開、順調な調整をアピールした。

既に100ラウンド近いスパーを消化。
「いい感じ。ここからベストコンディションを作りたい」
「リングに上がれば戦うだけ。最後とか、今は考えない」
…と調整に集中している様子とのこと。



相手のルイスは初防衛戦。
しかし、最近の試合は序盤の圧倒的KO勝利を演じ、長谷川より約8cm高い
176cmの身体から繰り出すパンチは強烈。

以前、亀田興毅と対戦した時の「もっさりした」「仕掛けの遅い」印象とは
別人のような鋭さも見ることが出来る。

長谷川からしたら大柄なメキシカンの右ストレート・左アッパー・左フックの
コンビネーションは「立体攻撃」として自身のディフェンス・パターンを
迎え撃ってくる危険な連打で、何度かメキシコ選手と対戦する事で研究された
節もある。

ルペ・ピントール好きの私からすると「メキシカンはスロースターター」の
イメージがあるのだが、そんな事とは関係なく、初回からチャンスとなれば
猛ラッシュで倒し切る怖さもあるルイス。
長谷川は序盤から細心の注意を払う必要がありそうだ。

長谷川も「厳しい戦いになる」と覚悟しつつ「同じ体重で戦う者同士、
(体格差などは)言い訳にならない」と明言。
「判定になるかKOになるかは分からないが、僕の手が挙がってればいい」
…と、希望を口にしたという。



山中慎介とのダブル世界戦だけにチケットはソールドアウト。
人気のカードだけにTV観戦のファンも盛り上がるでしょう。

長らく日本拳闘界のエースとして牽引してきた長谷川だが、今回こそは
つまらなくても何でも勝ちに徹して欲しい。
長谷川の技巧が満喫できればOKです。

後味悪かったリオ卓球のエッジボール

2016年09月12日 | 生活
帰国してファンや関係者、マスコミへ感謝を述べる「人格者」福原愛選手ですが。
リオ五輪ドイツとの団体戦で決着付いたあとの雰囲気は後味が悪かったですねぇ。

第5試合まで持ち込まれる激しい戦い、最後は福原とイン・ハンのシングルスでの
決着戦。

第5ゲームまで一進一退の攻防、相手に先手を取られる厳しい状況から、福原は
神がかりのプレイで6ポイントを連取。
そのまま逆転勝利か…と思われたが、最後はエッジボールで相手ポイント。

悔しい結果となってしまった。
諦めがつかない福原選手は試合後もコートから引き上げようとせず、相手との
握手にも応じようとしませんでしたねぇ…。

「握手に応じたらエッジボールを認めたことになる」と後に語った福原選手だが。

放送席の解説では
「卓のサイドに当たったら福原ポイントゆえ抗議しているのだろうが、その場合
ボールは下に落ちるはず」
「先ほどの球は斜め上に上がったからエッジボールでしょう」と
語られていたし
結果は結果として力を振り絞って戦った相手と健闘を讃え合って欲しかった気も
します。

ただ、卓球界のマナーではエッジボールに関して色々あるようで。
ラッキーな側面があるエッジボールで得点を奪っても派手なガッツポーズで喜ぶ
のはマナー違反なんだどうな。

むしろ相手への礼儀として手をあげたり一言謝るというのが暗黙の了解だとか。
ただ、五輪の決勝進出が掛かった試合で、しかも相手の脅威の猛追を突き放す
形での最終ポイントですから。

心情的には相手のイン・ハンが大喜びするのも理解できます。

言葉の壁もあるし、試合後にイン選手が片手を上げて挨拶するなりすれば
変わったかも知れないが、やはり残念な印象は私に残った。



そこで思い出されるのが、1969年に行われたプロボクシングのWBC世界
フェザー級タイトルマッチ。

ファイティング原田が3階級制覇を目指し、王者ジョニー・ファーメションの
地元オーストラリアで王座に挑んだ試合。

この試合、原田はファーメションから3度もダウンを奪いながら判定敗け、
レフェリーが一人で全てを裁くという当時としても考えられない裁定で原田の
野望は潰えた。

3度のダウンといえば、計6ポイント。
際どいラウンドをどちらかに振る現在ならともかく、当時の採点法なら原田の
勝ちは動かないところ。



これには豪州のファンも怒り、リング上には怒号が飛び交ったそうです。
ファーメションが「自国のファンに罵られ、あれほど悲しい事はなかった」と
後に語ったほどの荒れよう。

ただし、ファーメションにとっての救いは原田が自分のところに歩み寄り、
健闘を讃え合ってくれた事。
後に回顧したファーメションは「それにしても原田は気持ちの良いヤツだった」と
しみじみ語ったという。

原田からすれば「お互い全力を尽くして戦ったのだから」と屈託なく好試合を
祝福した気持ちだったという。
相手には何の恨みもない…と。

これには豪州のマスコミも感銘を受けたようで、引退後も原田がファーメションの
回顧番組に呼ばれる時は万雷の拍手で歓迎されたそうです。



もっとも原田からすれば、これも名王者エデル・ジョフレに学んだ事。
無敗・無敵の超一流王者ジョフレをラッシュと出入り、クリンチまで使って
攻略した原田。
ジョフレからすれば際どい試合で悔しかっただろうに、結果が出た直後には
原田のコーナーに歩み寄って勝者を抱え上げて祝福。

その潔さに「人間としても超一流だ」と感銘を受けた原田は「ジョフレのように」
敗れても立派な態度を貫こうと決意したんだそうな。

まぁ、実績を自慢気に語るところなど鼻についたりする原田さんだが、「敗れて
潔い」、そんなところはボクシング・ファンとして誇らしいです。

福原選手も、何年か経ってイン・ハン選手と再会した時、懐かしい思い出として
わだかまりを捨てて「あの時の激闘」を讃え合って欲しいですね。

福原愛ちゃん結婚

2016年09月12日 | 生活
卓球の福原愛選手が、今月上旬に東京都内で婚姻届を提出したことが
7日、分かった。

卓球愛ちゃんの愛称で親しまれてきた福原選手も27才。
立派な適齢期の女性。
リオの卓球でもリーダーとして団体メダルを獲得。
帰国後もTV出演し、子供の頃の映像を見ながら「恥ずかしい」なんて
うつむく「国民の妹にして娘」な愛ちゃん。



思春期なりたての頃「4試合やってどうですか?疲れた?」と
尋ねるマスコミに「自分も4試合やってみればいいじゃん」と
拗ねながら喋ったのは…逆に可愛かったです!!

※本人は「いや~、もう申し訳ない!」と謝る事しきりでしたが
 今の人格者ぶりのほうが「無理してないか」心配ですよ。

お相手は、今年4月に交際を公表していた卓球台湾代表の江宏傑
(こう・こうけつ)選手。同い年の27才。
8月のリオデジャネイロ五輪までは卓球に集中する一方、遠距離恋愛で
過ごしていたが。リオ五輪団体銅メダルの好結果も、よい機会になったと
思われますな。

おめでたい事です。祝福したいです。
奥さんになっても多分「卓球愛ちゃん」。
今後も頑張って欲しいです。