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ロベルト・デュランを彩った人々(4)「レイ・アーセル氏」

2014年09月25日 | ボクシング
18名もの世界王者に付いた、ボクシング界の生き字引のような存在だったアーセル氏。
彼が「最高のファイター」と称したのがロベルト・デュランだった。

そのデュランがレナード再戦で不可解な試合放棄した時のショックは
それだけに大きく、アーセル氏は神経衰弱状態で寝込んでしまったという。

第一戦の勝利でパーティー三昧だったデュランが不調でリングに上がるのは
陣営内でも現実視されてたらしいが、
それにしても試合中、急に横向いて「ノーマス」とは・・・。



絶対的な信頼を寄せていた選手の行為に、
ボクシングへの情熱すら失ったと言われるアーセル氏だが

復帰を果たしたデュランが3階級制覇を目指し、ウィルフレド・ベニテスの
WBCジュニア・ミドル級タイトルに挑んだ試合ではセコンドに付いている。

それなりの準備を果たしたベニテス戦での完敗で、「デュランも限界」と考え
表舞台から去る決意をなさったか、同じ82年に行われたホームズvsクーニー戦にて
王者のコーナーに付いた以降はお姿を拝見する事は無かった記憶あり・・・。

そのアーセル氏も既にこの世の人ではなく、1994年にお亡くなりになってます。
94歳。こちらも御長寿でした。

デュランとアーセル氏の交流を中心に描かれるという映画を、ロバート・
デ・ニーロらが計画してるという事でしたが、撮影は進んでるんですかねぇ。

タイトルは「ハンズ・オブ・ストーン」。
デニーロが演じるのはアーセル氏だそうで。

いかついデニーロが、アーセル氏?
「ディア・ハンター」の頃のヒゲ面なんて、むしろデュランに似てるじゃん!
~とも思ったが
公開された写真は、それなりにアーセル氏に似ててビックリ。

さすが「化ける俳優」デニーロ、
細面になって自分の円らなマナコを強調してアーセル氏に似せてきましたわ。



元々がボクシング・ファンで「レイジング・ブル」ではジェイク・ラモッタを
演じたデニーロ。
その頃からデュランと交流あったというから、今回の題材には特別の思い入れが
ある事でしょう。
無事クランクアップして、日本公開される事を祈りたいですねぇ。


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