彼は、ジッと真っ直ぐ窓を見つめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b8/2478c4a2e6f19daa3068075c807271d6.jpg?1606058979)
その目に映るのは、夜のススキノの街並み。
これまでの眺めと変わらない筈なのに、違って見えるのだろうか。
果たして彼は、その景色に何を思う………
…そんな叙情的な光景が、今、お店のドアを開けると最初に目に入ります。
お店のブログにも書いてましたが、この度、模様替えをした「聡咲」。
これまで、入り口から入ってすぐのテーブル席は対面式でしたが、そこをご覧の通り、横に並べて全てカウンター席状態になりました。
コレが結構いい雰囲気でしてね。
玄関辺りのスペースも広くなりましたし。
ふと、横を見れば、ワンちゃんのぬいぐるみが、身を挺してソーシャルな何かしらを保ちつつ、優しくもてなしてくれますし。
何だか物憂げに背中で語ってるのが良いですね。それでいて背もたれから飛び出した尻尾からは、何か強い意気込みも感じます。
そんな訳で。
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こんな状況です。
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今回の「自粛」は、諸々の対策を「していない」お店には行かないように、というものですし、あくまでも「リスクの高い環境」に自分自身を置くことが無いよう、個人個人が今一度、しっかり考えて行動しましょう、ということでしょうから。
なので、僕も手洗いと消毒をしすぎてカサカサになった、アカギレが出来まくりの手で「聡咲」の扉を堂々と開く訳です。
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そして、冬ならではの味覚、ハタハタの飯寿司を噛み締める訳です。
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あ、最近は伝説の「なっとろろ揚げ」がメニューによくお目見えします。
長芋と納豆で作った、サクサクのパイのような食感のおつまみですね。
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個人的に、メニューにあると外せない、ポークピカタもしっかりと頂きましたし…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/45/c2c170369271000c9420bc493539b92a.jpg?1603727318)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/45/c2c170369271000c9420bc493539b92a.jpg?1603727318)
あのバルナバハムのベーコンを使った、贅沢な牡蠣ベーコンは酒がどんどん進みます。
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やたらとフレンドリーなお値段だった、カニの甲羅揚げ。
昔はオードブルと言えばコレが入ってましたね。何か、コレをつまみながら日本酒とか飲んだら止まらない感じです。
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何やら、やたらと魅力的なウスターソースがカウンターに燦然と輝いていたので、思わずソレを使った焼きそばをお願いしてしまいました。
香りの芳醇さが違いましたね。
そして、今年は本当に一瞬で終わってしまった…
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柳葉魚の刺身。上品過ぎる白身のお刺身。これを食べてウットリしないお客さんを、僕はまだ見かけた事がありません。
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ヒレカツですが、付け合わせのポテサラも逸品。あの高級食材(!)シャウエッセンがふんだんに入ってるんですね。贅沢。
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柳葉魚のエスカベッシュも、冬のお楽しみ。南蛮漬けですね、所謂。程よい酸味でサッパリと食べられます。染み染みする味。
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そして、これが噂のローストポーク。
この厚み。だけど豚とは思えない柔らかさ。これを使って、チャーハンを作って頂いてるお客さんもおられましたが、それは反則に近い味だったでしょうね…本当。
ちなみに、製作には「とある器具」を使ってるそうなのですが、それを調理に使ってるお店は世界的にも此処だけでしょうね。
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ビーフシチュー。これまたトロトロ。煮込まれた様々な旨味が、渾然一体となって舌を襲う。手間暇を感じる味です。
横にあるマフィンがこれまた秀逸。外側のカリカリ感と、内側のしっとり感が見事な仕上がり。残ったソースを付けて食べれば、それはもうまさに言う事なしです。
秀逸なのは、付け合わせの野菜も同様。特にカボチャは「ベイクドパンプキン」とも言えるような、サクッとした軽やかな仕上がり。でも、中はカボチャならではのホクホク感。
腹に余裕が有れば、二皿食べたいくらい。
世の中は混沌とする一方ですが、一人一人がやれる事をしっかりやるしかありませんね。
そしてこちらのお店で栄養つけて、免疫力を上げて行きましょう。
あ。
そう言えば。
冒頭のワンちゃんが見つめてた窓からは、あの「夜のK点超え!」的な看板が見えていて、ある意味、名所的な眺めだったのですが、最近、気がつくと無くなってました。残念。