じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

函館「ぎんか」

2013-10-20 | 居酒屋・和食
土地勘のない街で、予備知識も無く店を探して、いきなり初めての店には入るのはなかなか勇気が要るもんです。

それだけに、自分の直感を信じて入った店が『当たり』だと、とても嬉しかったりします。

以前、函館の「小いけ」にカレーを食べに言った際、いきなりカレーと言うのも何なので、先にどこかで一杯やりたいなと思いまして。

付近をウロウロしていたら、門構えにピンと来て入ったのがこちらの居酒屋。

おそるおそる入ると、店内は落ち着いた雰囲気。カウンターに通されてメニューに目を通すと、酒呑みが喜びそうな献立多数。

この辺りで「当たり」を確信。実際、そうでした。

一枚目の写真はお造り。函館産ブリにイカ、宗谷のツブ。

稚内にいた事もあると言うご主人(女性)。宗谷のツブは確かに美味しいのです。

自分も稚内に居たことがあると告げると、しばらく稚内談義に。

続いて「佐々木さんの冷奴」。

近所の老舗の豆腐屋さんのお豆腐だとか。函館は何でも地元に根付いた老舗が多いですね。しっかりした食感で風味のよい、酒呑みのための冷奴。

海鮮かき揚げ。

サクサクふわり。噛めば色々な海鮮の旨味が滲みます。

ほっけ。

骨ごとバリバリ行けるけれども、身はふんわりホクホクと言う、絶妙な焼き加減。骨も全部きれいにいただきました。


行った日は、GLAYが出身地である函館で5万人のライブを開催する直前の頃で、ご主人は「一体何が起きるのか、正直、戦々恐々なんですよ(笑)」と、話されてました。

実際、各方面を巻き込んでの大騒ぎになったのですが(笑)、ライブのために地元では、例えば飲食店はGLAYを観に来たお客さんが、食事ができる場所が見つからないと言ったことにならないように、ライブ当日が定休日でもお店を開けようと言う話になっていたとか。

街を歩いていても、あちこちに看板やポスターがあって、故郷に錦を飾るGLAYを皆で盛り上げようと言う気持ちが伝わってきましたね。

他にも地元ならではのお話を聞くことができました。

こういうふれ合いができると、旅の満足度は格段に上がります。

なので、「いい店」を感じとる感覚をいつも研ぎ澄ませるよう、日々修行は欠かせません。

まぁ、修行と言っても、いつも通り飲み歩くだけですけどね(笑)。