以前はランチの時間にお邪魔した「ASSE」。
札幌テレビ塔の東側、二条市場北側の「M's イースト」にお店はあります。
ランチでもすっかり満足したのですが、やはり夜にも伺わなくては。
そして、店主自慢の秋田の地酒と、イタリアンや薪釜で焼き上げたピザとの組み合わせをじっくり堪能したい。
…と、思いたつのは自然な流れで、とある日、それはもう意気揚々とお店に向かったわけです。
大柄な体格のご主人が温かく迎えて下さいました。体型的にはとても親近感が湧きます(笑)。
こちらのご主人、いわゆる「美味しいものを作る人オーラ」が凄い。タレントの石塚英彦さんがよく番組でお話ししてるアレです。
実際、ご自分で秋田の蔵元まで出向き仕入れた日本酒と、ご自身が作る料理を楽しんでもらいたいと言う意気込みが体から溢れ出るように感じます。
そしてお店の入口横には、ご主人の相棒たる薪釜が。ここから様々なお料理が産まれて来ます。カウンターに座ると薪の燃える炎も見えて、何かキャンプファイアーを眺めてるような安心感が。
(^_^;)
では。
参りましょう。
イタリア四種豆のサラダレジャーノチーズ風味。
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クリームチーズ三升漬けをカリッと焼き上げたバゲットに。
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これにはこの日本酒を。
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豆のドッシリした滋味、滑らかなクリームチーズに潜む三升漬けの爽快な辛さ。そしてどちらも濃厚な旨味。舌に絡みつくが如く。
それをすっきり、心地良く解いてくれるような、スッとした喉越しの日本酒。
こんな組み合わせは、本当に楽しい。
日本酒にしてもチーズにしても、発酵させた食品同士だから合うのも道理。アテにはこの上ないです。特に、クリームチーズに三升漬け、と言うのは素晴らしい大発明なのではないかと。食べる度にウットリ。
豚肩ロース薪釜焼き。
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ピザを焼き上げる釜でこんな肉料理も焼いてくださいます。
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下には長芋が。表面はカリッと焼かれながらも、中心部は半生に近いシャキッとした食感。バルサミコ酢の風味が素敵。
そしてピザを。
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「マンダリーノ」と言うピザ。季節限定らしく、金柑とスモークチキン、マスカルポーネのピザです。マスカルポーネがトロトロで濃厚。そこへ金柑の爽やかな酸味と香りが。スモークチキンの風味も鼻に抜けていきます。
そしてやはり、最高にパリパリな生地が嬉しい。極薄。
このピザには…
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新政酒造の日本酒。ラベルがオシャレです。
すっきりしていて、風味が鋭い。本当に不思議なくらいピザと合います。
そして、後日再訪。間を空けずに同じお店に通うのは久しぶり。「聡咲」以来ですね(笑)。
道産ウニと道産リコッタチーズ 。
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贅沢な前菜ですよ。こんなん、酒呑みにはたまりませんて。
合わせて下さったのはこの日本酒。
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飲み応えのある純米酒。ウニの風味を心地良く膨らませてくれます。海のものにはやはり日本酒ですよね。
続いて、鶏レバーのムース。
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バルサミコ酢の甘味がアクセント。これまた酒呑みのツボを突き抜くアテですね。
これには…
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この純米吟醸を。華やかな香り。
再び肉料理。
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仔羊の薪釜焼き。この中心部の色合い。絶妙な焼き加減なのは見た目だけでもわかります。
この日のピザはマルゲリータフレスコ。
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フレッシュトマトを使ったマルゲリータ。酸味が利いてて、通常のマルゲリータより僕は好きですね。
そして…
またまた再訪(笑)。
タコとセロリ、キュウリのマリネ。
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まさに酒肴ですね。味付けも柔らかなので、日本酒とともにいただくにはもってこい。
で、この日本酒が凄かった。
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オススメの日本酒を、とお願いしたら、「普段飲めないような日本酒が良いですよね」とご主人が出してくださったのがコレ。
白神山地の湧水で酒米を育て、同じ水で仕込んだ一本。
これまで飲んできた日本酒の中で、僕はこれが最高の日本酒です。
米の旨味を感じる味わい。
いわゆる、甘口・辛口・濃酵・淡麗と呼ばれるような日本酒の味の表現には当てはまらないですね。
手間暇かけて育てた酒米の旨味が凝縮されたような、杜氏さんの情熱を感じる日本酒。大地の恵みを煮詰めたフォンドボーみたいなもんですね。こうなると。
(^_^;)
実際、裏側のラベルを見ると…
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どれだけ手間をかけたのかが伝わってきます。
これはもう、ずっと飲んでいられるお酒です。アテすら要らない。ちょっと塩があれば充分。
日本酒の「旨さ」とは、こう言うものかと思い知りました。
…こんな日本酒がイタリアンで出るのも凄いですが。
(^_^;)
あ、もちろん、メニューにはビールとかワインもありますよ。でも、多くのお客さんは、やはり日本酒を楽しんでらっしゃいました。
この日は他にも、希少価値の高いお酒が続出。
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これも独自の製法で作られた日本酒だとか。「櫂入れ」をしていないらしく。これまた美味かったですね。
お洒落なラベルのこんな日本酒も。
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酸味が際立ったような口当たりでしたが、とても柔らかでスッとした喉越し。
すっかり堪能しました。素晴らしい。
そしてこの日は「ブッファラ」というピザを。
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水牛のモッツァレラにバジルとトマト。素材の良さをストレートに感じる、シンプルなピザ。
こちらのお店のピザはどれも薪の風味を纏って、軽いスモークのような感じになるのが素敵です。
「石釜」のピザを謳う店にはよく見たら石釜の中にガスの炎が見えたりして、そうなるとオーブンで焼くのとあんまり変わらないんですよね。
しっかり薪を使って焼き上げると、生地のパリッとした食感が違いますし、焦げた所からは薪の香りがして何とも食欲を刺激してくれます。
ピザ以外の酒肴も、酒呑みのツボを的確に突くものばかり。突き詰めれば、これはご主人自身が秋田の地酒に惚れ込んでいる、その愛情故ではないかと。
どう言った経過で、このイタリアン・ピザ×日本酒というスタイルに至ったかは存じ上げないわけですが…この組み合わせ、僕は大賛成です。素晴らしい。
恐らく、また間を空けずに伺うことになりそうです。
ちなみに。
近々ご主人は、イタリアはパルマで開催されるピザ職人の国際大会に再び参加するべく、海を渡るご予定だとか。
ご武運を心から祈っております。
札幌テレビ塔の東側、二条市場北側の「M's イースト」にお店はあります。
ランチでもすっかり満足したのですが、やはり夜にも伺わなくては。
そして、店主自慢の秋田の地酒と、イタリアンや薪釜で焼き上げたピザとの組み合わせをじっくり堪能したい。
…と、思いたつのは自然な流れで、とある日、それはもう意気揚々とお店に向かったわけです。
大柄な体格のご主人が温かく迎えて下さいました。体型的にはとても親近感が湧きます(笑)。
こちらのご主人、いわゆる「美味しいものを作る人オーラ」が凄い。タレントの石塚英彦さんがよく番組でお話ししてるアレです。
実際、ご自分で秋田の蔵元まで出向き仕入れた日本酒と、ご自身が作る料理を楽しんでもらいたいと言う意気込みが体から溢れ出るように感じます。
そしてお店の入口横には、ご主人の相棒たる薪釜が。ここから様々なお料理が産まれて来ます。カウンターに座ると薪の燃える炎も見えて、何かキャンプファイアーを眺めてるような安心感が。
(^_^;)
では。
参りましょう。
イタリア四種豆のサラダレジャーノチーズ風味。
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クリームチーズ三升漬けをカリッと焼き上げたバゲットに。
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これにはこの日本酒を。
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豆のドッシリした滋味、滑らかなクリームチーズに潜む三升漬けの爽快な辛さ。そしてどちらも濃厚な旨味。舌に絡みつくが如く。
それをすっきり、心地良く解いてくれるような、スッとした喉越しの日本酒。
こんな組み合わせは、本当に楽しい。
日本酒にしてもチーズにしても、発酵させた食品同士だから合うのも道理。アテにはこの上ないです。特に、クリームチーズに三升漬け、と言うのは素晴らしい大発明なのではないかと。食べる度にウットリ。
豚肩ロース薪釜焼き。
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ピザを焼き上げる釜でこんな肉料理も焼いてくださいます。
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下には長芋が。表面はカリッと焼かれながらも、中心部は半生に近いシャキッとした食感。バルサミコ酢の風味が素敵。
そしてピザを。
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「マンダリーノ」と言うピザ。季節限定らしく、金柑とスモークチキン、マスカルポーネのピザです。マスカルポーネがトロトロで濃厚。そこへ金柑の爽やかな酸味と香りが。スモークチキンの風味も鼻に抜けていきます。
そしてやはり、最高にパリパリな生地が嬉しい。極薄。
このピザには…
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新政酒造の日本酒。ラベルがオシャレです。
すっきりしていて、風味が鋭い。本当に不思議なくらいピザと合います。
そして、後日再訪。間を空けずに同じお店に通うのは久しぶり。「聡咲」以来ですね(笑)。
道産ウニと道産リコッタチーズ 。
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贅沢な前菜ですよ。こんなん、酒呑みにはたまりませんて。
合わせて下さったのはこの日本酒。
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飲み応えのある純米酒。ウニの風味を心地良く膨らませてくれます。海のものにはやはり日本酒ですよね。
続いて、鶏レバーのムース。
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バルサミコ酢の甘味がアクセント。これまた酒呑みのツボを突き抜くアテですね。
これには…
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この純米吟醸を。華やかな香り。
再び肉料理。
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仔羊の薪釜焼き。この中心部の色合い。絶妙な焼き加減なのは見た目だけでもわかります。
この日のピザはマルゲリータフレスコ。
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フレッシュトマトを使ったマルゲリータ。酸味が利いてて、通常のマルゲリータより僕は好きですね。
そして…
またまた再訪(笑)。
タコとセロリ、キュウリのマリネ。
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まさに酒肴ですね。味付けも柔らかなので、日本酒とともにいただくにはもってこい。
で、この日本酒が凄かった。
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オススメの日本酒を、とお願いしたら、「普段飲めないような日本酒が良いですよね」とご主人が出してくださったのがコレ。
白神山地の湧水で酒米を育て、同じ水で仕込んだ一本。
これまで飲んできた日本酒の中で、僕はこれが最高の日本酒です。
米の旨味を感じる味わい。
いわゆる、甘口・辛口・濃酵・淡麗と呼ばれるような日本酒の味の表現には当てはまらないですね。
手間暇かけて育てた酒米の旨味が凝縮されたような、杜氏さんの情熱を感じる日本酒。大地の恵みを煮詰めたフォンドボーみたいなもんですね。こうなると。
(^_^;)
実際、裏側のラベルを見ると…
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どれだけ手間をかけたのかが伝わってきます。
これはもう、ずっと飲んでいられるお酒です。アテすら要らない。ちょっと塩があれば充分。
日本酒の「旨さ」とは、こう言うものかと思い知りました。
…こんな日本酒がイタリアンで出るのも凄いですが。
(^_^;)
あ、もちろん、メニューにはビールとかワインもありますよ。でも、多くのお客さんは、やはり日本酒を楽しんでらっしゃいました。
この日は他にも、希少価値の高いお酒が続出。
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これも独自の製法で作られた日本酒だとか。「櫂入れ」をしていないらしく。これまた美味かったですね。
お洒落なラベルのこんな日本酒も。
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酸味が際立ったような口当たりでしたが、とても柔らかでスッとした喉越し。
すっかり堪能しました。素晴らしい。
そしてこの日は「ブッファラ」というピザを。
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水牛のモッツァレラにバジルとトマト。素材の良さをストレートに感じる、シンプルなピザ。
こちらのお店のピザはどれも薪の風味を纏って、軽いスモークのような感じになるのが素敵です。
「石釜」のピザを謳う店にはよく見たら石釜の中にガスの炎が見えたりして、そうなるとオーブンで焼くのとあんまり変わらないんですよね。
しっかり薪を使って焼き上げると、生地のパリッとした食感が違いますし、焦げた所からは薪の香りがして何とも食欲を刺激してくれます。
ピザ以外の酒肴も、酒呑みのツボを的確に突くものばかり。突き詰めれば、これはご主人自身が秋田の地酒に惚れ込んでいる、その愛情故ではないかと。
どう言った経過で、このイタリアン・ピザ×日本酒というスタイルに至ったかは存じ上げないわけですが…この組み合わせ、僕は大賛成です。素晴らしい。
恐らく、また間を空けずに伺うことになりそうです。
ちなみに。
近々ご主人は、イタリアはパルマで開催されるピザ職人の国際大会に再び参加するべく、海を渡るご予定だとか。
ご武運を心から祈っております。