毎度おなじみ、札幌ススキノの居酒屋「聡咲」。
お店に入るなりマスターが「あ、カツカレー食べませんか?」と。
こういう時は、もう流れに身を任せるのが一番だと経験上分かってるので、「じゃ、ちょっと摘ませて頂いてからお願いします。」と。
で、まずは玉ねぎと豚肉の炒め物を。
札幌狸小路沿いの「香州」と言う中華屋さんをご存知の方は、そこで出てきそうな一皿、と思っていただければ。
上に散ってるのはにんにくチップと思われ。
噛むとシャキッとした玉ねぎの甘みと豚肉の旨みが拡がり、カリッとした食感と共にニンニクの風味が突き抜ける。
ビールにはこの上ないアテですね。
さらに、こんなリクエストを。
目の前にレタスがあったのと、メニューに鯖缶を使った物があったので、鯖缶入りチョレギサラダをリクエスト。
それはもう、何とも優しくも味わい深いサラダに。
続きまして。
これは定番ですね。言わずもがなです。
そしていよいよ、アイドリングもバッチリなタイミングで、「では、カツカレーを…」とお願いしたら…
…どこから説明しましょうかね(笑)。
じゃあ、まず怪しげなポジションに配置されてるウインナーですが、これは単体でもかなりのポテンシャルのウインナーですよ。
所謂、「肉肉しい」ウインナー。
噛み応えがあって、噛むほど旨みがじんわり染みてくる。
そして、何か怪しげな形の薄焼き卵。
フリルやリボンらしき装飾がアーティスティックですね。
もう、そうとしか言いようがない(笑)。
マスターが、常にリアリティ重視なのは「すけきよカレー」をご存知の方はお分りいただけるのでは。
今回もディティールにこだわっております。
そして、その先にはおなじみ大雪豚のカツと、野菜の甘み溢れるカレールー。
相変わらず手間のかかり具合が半端ないのが、その味からも伝わってきます。
…最初、ウインナーが手前の状態で供されまして。
そこで皿を回してカツを手前にしようとしたら、マスターが「違う」と。
そのままの状態で愛でてください、という訳ですよ。
いや、カツカレーだと思うから、どうしてもそうしちゃいますよね。
でも、そうではない事に気付くまで1.3秒くらい要しました。
なるほど、と。
そしてマスター曰く、これこそ「下衆カレー」だと。
僕も、「まさしくそうですね」と。
何を持ってして「下衆」かは、ご覧いただいてる皆様の想像力に委ねるとして…
その味わいは絶品でしたよ。
もしかして…
明日あたりも、お願いしたら…出てくるんでしょうかね…?