ずっと「雨」だった訳ですよ。
開催日の天気予報は。
ずーーーっと。雨。
で、当日。
ものの見事な…
「快晴」。
よほど参加者に晴れ男と晴れ女が多かったのか。
それとも、普段の行いが良い方が多かったのか。
はたまた、参加メンバーを見て、「この面子にケンカ売ったら、後で何されるかわかったもんじゃねーな。」と、お天道様サイドも大人の対応をしたのか。
それはともかく。
先に盤渓の青空をご覧いただきますとですね…
ご覧の有様でございまして。
見事としか言いようの無い青空の下、第一回目の「大人の遠足」は開催された訳であります。
集合は午前11時。聡咲のあるライラック通り前にバスが来るので、それに乗り込む…その前に。
午前10時頃から、有志のボランティアによるカツサンド作成が始まるとのことで、早めにお店へ。
朝のライラック通りは違和感が半端なかったですが(笑)、午前10時の聡咲のカウンターも同様。
この逆光具合といい、貴重な眺めであります。
そして、準備は万端。
ナルさんと精鋭ボランティアによるカツサンド製作スタート。
このメンバーには、遥々、関西からお越しの方も。
(^_^;)
着々と作業は進みます。初めて顔合わせしたチームのはずなんですが、熟練のチームワーク(笑)。
出来上がってきましたよ…
テキパキテキパキ…
付け合わせの玉子焼きと(マニアにはたまらない)タコさんウインナーもバッチリ…
完成。
およそ三十人前のカツサンドが、ものの10分ちょっとで完成。お見事。
一息ついたところで、盤渓からの送迎バスがライラック通り横に到着。
いやはや、豪華なお出迎えです。
カツサンドも搬入した頃、続々と参加者が集合。バスに乗り込みます。
そして、マスターから遠足についての概要説明。
拍手と共にバスは出発しました。
良い天気ですよ。本当。
で。
道中、不穏な空気に(笑)。
円山動物園に行くはずなのに、円山動物園の前をバスは素通りし(笑)、起伏の激しい道をバスは更にグイグイと奥まで突き進みましてね。
「ここで降りないんだ…」
「今、バスでこれだけかかってる道を歩くんだ…」
「え…」
ざわ…ざわ…
…と、言った空気感になり(笑)、それをマスターは楽しんでいたそうです。
(^_^;)
そもそも、わざと円山動物園前を通るようにドライバーさんにお願いしてたそうですよ。さすが「ド」の付くSですね。いやはや(笑)。
さぁさぁ。
盤渓に着きましたよ。
まず、カツサンドを配布。
そして。
今さっきバスで来た道を、円山動物園に向けて歩きます。
…何か腑に落ちないモノを感じつつも、自◯隊の行軍演習の如き遠足のスタートです(笑)。
最初は皆さん、笑顔だったんですが。
坂道を登る。
…まだまだ登る(笑)。
水曜どうでしょう的には「トローリー!」「オー!」状態です。
(^_^;)
当然、何度となく車とすれ違うわけですが、車に乗ってるみなさんは、軒並み「この辛そうな行列、何?」という表情をしていました(笑)。
ようやく峠の頂上。実際、途中に「峠のワイナリー」ってのがありましたんで、間違いなく峠越えです。
(^_^;)
軽い絶景じゃねーか、チキショー。
と、いう気分。
やがて。ついに。
およそ四十五分の行軍演習がようやく終了(笑)。
ぐったりと日陰で休んでおります。
何はともあれ、無事、円山動物園に着きました。
皆さん、疲労を隠せませんが、ここからはフリータイム。
それぞれ思い思いに過ごす事になるのですが、行軍演習の終盤から、掛け声が「ビール!ビール!」「あーわ(泡)!あーわ!」という叫びになり始めたチーム飲んべえ(僕も当然このチーム所属)は、動物には目もくれず、ビールが飲める場所を探し始めます。
「この先にビールが飲める売店があるから」なんて、普段はとあるアパレル関係のお店の最高責任者である方から、的確な指示がビシビシ飛びます。さすが。
本当に一切動物は見ずに…
こうなりました(笑)。
カツサンドの他に、酒とつまみを売店で購入。
真っ昼間、青空の下、家族連れが楽しげに休日を過ごす和やかな風景を横目に…
呑む。
三〜四十分もしたら、酒瓶が空く始末。
つか、いつの間に酒瓶が(笑)。
奥の緑茶は緑茶ハイ用ですからね。
(^_^;)
その辺り、抜かりないチーム飲んべえ。鬼軍曹、マスターの訓練の賜物。
僕は円山動物園に来たにも関わらず…客の食べ物を虎視眈々と狙うカラスと、そのおこぼれを狙うスズメしか見てません(笑)。
このチーム以外の他の皆さんは、健全に動物の生態を観察していたようですが。
何はともあれ。
三時までゆっくり、それぞれのスタイルで円山動物園を堪能したわけです。
そして、さすがに帰りはキツイからと、急遽、札幌ばんけい株式会社様のお心遣いにより、円山動物園正面入口にバスが到着。
「ちゃんと歩いて盤渓まで戻らないとダメじゃん」とか言ってたマスターは、早々にご乗車(笑)。
しかしながらですよ。
本当に歩いて戻った強者が2チーム。
後ほど、宴会の席で満場の拍手を浴びておりました。
一方のバス帰着組は、「これを歩いて来たんだ…」としみじみ。
程なく、盤渓に帰還。
宴会開始までは時間があったので、釣り堀付近でそれぞれ円山動物園での出来事などを語り合っておりました。
実際、釣り糸を垂らしていた方々も。
ちなみに、バッチリ釣れたそうで。
しばらく自然を堪能したのちに…
焼肉スタート。
まずは乾杯。
炭火ですよ。しかも。
美味しいお肉でした。
とある方々は、ジャガイモの旨さにも感嘆されておりました。
確かに絶妙な塩加減で茹でられてまして。炭で炙ると格別。
和やかな雰囲気のまま、宴は進むのですが…
終盤。
ついに始まりました。
「重大発表」。
皆さん、最初は何が始まったか分からない、といった表情だった訳ですが…
マスターからは「ブログでも触れてた重大発表ですが…」と話が始まり…
いきなり。
「実は聡咲は………今月で……閉めます!」
………。
まず、普通に「はい。」と答えた女性がお一人。
人間、よく分からないとひとまず返事をしてしまうもんです(笑)。
そして、すかさず…
「はい?」
「……へ?」
「…マジ?」
マスター「長い間、本当にありがとうございました。」
「と、言うことで今月(八月)31日までは営業します。」
…シーン。
「今日、ここにお越しのお客様には、最初にお伝えしなければと思いまして。」
…シーーーーーン。
水を打つとはこういう事かと。
(^_^;)
そして「閉店」に至った理由の説明に。
…ナルさんが何とも微妙な表情をされてますが(笑)。
その後、今後の「予定」の説明に。
これがあったのが、あのザックリ「閉店」と書かれたお店のブログとの違いですね。
(^_^;)
具体的なお話が続き、固まっていた皆さんの表情も徐々に柔らかに。
「今のお店から歩いて30キロ?…あ、30秒か?」
「お花とか要りません。現金を下さい。」
この辺りからようやく皆さんにも笑顔が。
「皆さんには安心して頂きたいと思うわけですが、…ブログはたぶん炎上します!」
…だから、ブログをご覧の皆さんももう少し安心できるような書き方しましょうよ。本当に。
(^_^;)
このマスターの笑顔。
してやったり感が溢れてますよね。
酷い話です(笑)。
今回、参加された方も殆どはご存知なかった訳ですから。
そりゃ、驚きますよね。
( ̄▽ ̄;)
僕も知らなかったら、炭火ごとテーブルひっくり返して怒ってたと思います。はい。
衝撃の後の安堵感が漂ったまま…
締めの乾杯でお開きとなりました。
皆さん色々ボヤきながら(笑)会場を後にしました。
帰りのバスを待っていたら…
何かが始まりました。
円陣組んでますが、この皆さんは円山動物園から盤渓に戻る際に、バスに乗らずに歩いて戻った強者軍団のひとつ。通称「チーム山ガール」。
そして突然…
往年のヤクルトの名選手、八重樫さんのバッティングフォームの真似が一斉に始まりました。
…何故、八重樫(笑)。
「八重樫!八重樫!」と言う叫びが盤渓に響く中、バスが到着。
「重大発表」の時の緊張感とは全く正反対の、楽しい笑い声が。
こんな時間を作ってくださったマスターに感謝ですね。
…人騒がせですが(笑)。
思えば、いろんな事があり過ぎた1日。忘れる事はないですね。確実に。
(^_^;)
参加者の皆様…本当に色々と(笑)お疲れ様でした。
そして遠足から数日後。
2016年8月31日にて、ライラック通りの聡咲は終幕となりました。
さて。
初代・本気食聡作
2003年7月7日開店(南平岸)
二代目・本気食聡咲
2008年8月8日開店(すすきのライラック通り)
そして今宵は…
2016年9月9日。
今ごろ、何かが始まってるんでしょうか。
で、「今後の予定」なり「新たな展開」については…
たぶん。
また、突然ブログに載るんでしょうね。
( ̄▽ ̄;)
(追伸:今回の記事の写真、ネットにお顔が載るのは何かと物騒な昨今ですので、所々加工させていただきましたが、無修正版(?)のアルバムはマスターにお渡ししております。恐らく、とある場所で(笑)ご覧いただけるかと。良ければ、是非。)
何代までいってしまうのでしょうか(笑)
因みに初代の名前
聡作って作る作でした^ ^
たった今、無職のはずのマスターが久しぶりに札幌中央卸売市場にいました
いよいよでしょうか(笑)
いつかお店で会いましょう
取り敢えず四代目の構想は既にあるようですよ
(^_^;)
やはり、初代の店名は少し違ってたんですね。耳にした事があったので気になってましたが、バタバタしてるうちに確認できず(笑)
訂正しておきます(`_´)ゞ
ナルさんと二代目のお店の片付けをしていたら、3階から発泡スチロールに入って熟成されまくった初代時代の調味料とか、マスターのトレーニング用バーベルとか出てきて時の流れを感じておりました(笑)。
ついにマスター、そちらに出陣されましたか。
いよいよ、ですかね。(^_^;)
またお会いできる日を楽しみにしております。
m(_ _)m