最近ポール・ポッツで泣いています

ポール・ポッツはご存知ですよね。さえないイギリスの中年の携帯電話のセールスマンが、一夜にしてオペラ歌手としての名声を手にいれ、ファーストアルバムは世界で３００万枚をセールスしたと言う、男性版シンデレラ物語です。

彼の悲惨な少年時代や結婚してからも続く貧しい生活の様子は、何度か日本のＴＶでも取り上げられています。

以前からＹｏｕＴｕｂｅを楽しんでいましたが、先日ポール・ポッツにめぐり合いました。彼のことは、いぜん「アンビリーバブ」でしり、そのときそれなりに感動したのですが、今回はイギリスのそのオーディション番組のハイライトを見て、一層感動しました。有名な３人の辛口評論家が何を言っているのか、このときほど英語が出来ればと思ったものです。

その数日後、今度はフジＴＶの「アンビリーバブ」が投稿されているのを見つけ、当時の番組を日本語でたのしむことが出来ました。ただ再現ドラマが混ぜてあり興ざめの部分がありました。

最近楽しんでいるのが、その後見つけた、イギリスで製作された彼のドキュメンタリーです。３人の評論家の彼に対する感想や、メディアトップの感想、オペラ界のの関係者の感想、勿論キングズイングリッシュですが、何を言っているか想像して観ています。再現でなく彼自身が少年時代のいじめなどを語っているのではと思っています。

コメント欄にしたり顔に、彼は専門のバルカント唱法を習っていないので下手だという人がいます。そんなこと判っています。逆境の中、殆んど独学の彼が最後のチャンスで挑戦した素人発掘番組で優勝したのです。

今彼のＣＤを買うか検討中です。

感心のある方、彼のことを知らなかった方は、今すぐＹｏｕＴｕｂｅで「ポール・ポッツ」を検索してみてください。泣けます。