新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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行列んで「忘れえぬロシア」展に行って来ました

2009-05-02 17:44:50 | 芸術鑑賞
最近はニュースで、行列を見ない日はないくらいです。特にファッションやラーメンでは。

私、行列が大嫌いです。
ですが、「渋谷文化村・忘れえぬロシア展」では5月の2日から6日まで先着10名様に、下記のポスターのB2版をプレゼントすると、ウエブに掲載されていました。
それならと、今日5時半おきで出かけました。道中いろいろありましたが、7時半には東急文化村正面入り口に到着。私が1番でした。そして8時半まで誰も来ませんでした。いたのは、植え込みに寝ている酔っ払いだけ、土曜の朝の渋谷の風景です。

さて大変分かりやすい作品として、この時代のロシアの絵画がまとめて来日です。ポスターに採用されている「忘れえぬ女」も大変素敵ですが、私が一番感激したのは「ぺテルホフのモルトブィノワ公爵夫人の森で」です。エゾ松の幹が規則正しく森の深さを表現し、ロシアの独特の森林を良く現しています。

「忘れえぬ女」は、その眼差し、魅惑的な唇、絵の前でしばし立ち止まてしまいました。
その外、圧巻だったのは、「文豪トルストイの肖像」「ツルゲーネフの肖像」「チェーホフの肖像」です。大きな肖像が三枚壁に並べられ、著名な作家と目を合わせられたことは、大いに記憶に残ります。

その他にも感銘を受けた絵が沢山ありますが、実物をお見せできないのでは説明しても仕方がないので残念ながら割愛します。

一部の作品には、風景画として綺麗ですが、なにか綺麗過ぎ・細密すぎるような印象も有りました。

「忘れえぬ女」の複製画は売店で5万円位するのもありました。普段は図録は購入しないのですが、給付金もあることですし、2,300円で1冊買いました。連休の間楽しみます。

展覧会の期日は、6月7日までです。
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