新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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DVD「デイズ・オブ・グローリー」

2009-05-05 17:33:54 | 芸術鑑賞
昨日に続き、GW向け重い仏映画です。

フランスで300万人動員したというので、借りてみました。

「ストーリー」
第二次大戦中のフランス軍に、仏植民地諸国から志願入隊した若者達の壮絶な戦いと、むなしい結末を描いています。
ドイツ軍に占領されたフランスを奪回するため、北アフリカ植民地からアラブ人、アフリカ人が志願したが・・・

部隊はアフリカ系、イスラム教徒達で構成されており、イタリアのドイツ軍に突撃する場合でも、フランス人高級将校は後方から双眼鏡で眺めているだけです。

フランス本土に上陸し彼らは戦っていきますが、最前線の危険な箇所に投入され、受勲や昇進は一切されず、休暇もなく、食事を含め装備まで差別されていきます。

戦後旧植民地の義勇兵の恩給問題が差別され、現在までもその差別が続いているそうです。

そうなのですが、映画としていいますと、その差別の描写が甘いのです。「トマト」が食べられないとか、会話で昇進がされないとかで済まされています。

あまり生々しくそして詳しく描くと、フランス人将校がイスラム教徒やアフリカ人を差別を詳しく描くと、現在フランスで抱えている移民問題に火が付くことを懸念したのかもしれません。
アメリカ映画と異なり、戦闘シーンはあまりリアルではありません。

前作に続きこの映画も大変重いです。マイコレクションにするか検討中です。
コメント
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