新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「昭和の名人 十代目金原亭馬生(壱)」 

2009-05-27 17:52:19 | 芸術鑑賞
本日購入。
金原亭馬生は私が若い頃、昭和の名人を聞いていたときその5大名人があまりにも大きく、その陰に隠れてしまうことが多かったのです。でも独特の語り口は、決して嫌いではありませんでした。ただ5大名人の放送が多かったのですから。

さて今回の演目は。
①笠碁
 長年の碁友達が些細なこと、つまり一目待つかまたないかで大喧嘩してしまいます。でも、時間が経つとまた碁を打ちたくなる。碁敵の二人の隠居の様子が楽しい噺です。

②天狗裁き
 これは良く覚えていません。聞いたことがあるかどうか。解説を読んでもピンときません。大変不思議な噺で天狗が出て来る噺です。

③そば清
 そばの大食いの挑戦を受けた大食いの男が、10両をかけて50枚のそばに挑戦します。その大食いが飲んだ胃薬が・・・。これまた大変愉快な噺です。

しかし中尾彬は偉いと、思う最近です。女房のしたいと思った女のうちには、あの古今亭志ん生と金原亭馬生という二人の名人がいて、その二人が江戸落語の生活そのものをしているのです。よく許しを貰ったのですねえ。

本号で11巻目になります。そろそろ購入を考えてしまう落語家も出てきますが、ここまで来ますと全巻購入するかとも悩んでいます。

本号の広告に、CD全巻を飾る木曽檜の無垢材を使った、指物職人が作ったCDラックが紹介されています。全巻揃えねばとますます思ってしまいます。5,000円弱ですので、給付金もまだ少し残っておりから。

コメント
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