新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「昭和の名人 六代目笑福亭松鶴」

2009-09-16 18:02:22 | 芸術鑑賞
《本日の画像が1002枚目です。一昨日のカワセミが1000枚目でした》

最初から揃えているので、全巻揃えたらと知人の落語好きにも言われておりましたが、前巻の「五代目古今亭今輔・二代目三遊亭円歌」はどうしても買えませんでした。仕方がないでしょうか。

本巻から上方の噺家が登場します。まず笑福亭松鶴です。弟子で言いますと仁鶴・鶴光・鶴瓶と言えばお分かりでしょう。
中学高校が兵庫県は西宮でしたので、吉本や松竹芸能の馬鹿騒ぎのお笑いの中でも、まだ上方落語を聞く機会は比較的ありました。懐かしい気がします。

本巻の演目は
①猫の災難
 酒飲みが腐りかけの鯛の頭と尻尾をただで貰う。頭と尻尾の間にすり鉢を置くと一匹に見える。この鯛で酒を飲もうと誘われた友達が酒を買いに行った間に、あった酒を飲み干した男は、鯛の身は猫の盗まれたと・・・。酒を飲まない私でも、松鶴の酒飲みの心理に、そうだろうと納得してしまいます。

②三十石
 淀川を下る三十石船の噺です。よく携帯ラジオで布団の中でこっそり聴いた思い出があります。有名な噺で色々な噺家が演じていました。文珍や三枝達と師匠連の間でもう亡くなってしまった当時の若手落語家の思い出がよみがえります。

③天王寺詣り
 西宮に六年いましたが、大阪は北の映画館以外まったく知りません。土地勘もありません。したがってこの噺のような地元の風物詩みたいな噺は馴染めなかった思い出があります。

そういえば桂枝雀は良く聴きました。「海坊主の親方の捕り物帳」も好きでした。



コメント
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