新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「昭和の名人アンコール 三代目古今亭志ん朝」

2012-03-14 17:57:11 | 芸術鑑賞
悔しいと言いますか無念と言いますかそんな気持ちになるのが、最近ありました。それは私が好きで関心があるジャンルの書籍を、発売されていてもしばらく気が付かなかったことです。発売日に購入するのがひそかな楽しみでした。

「昭和の名人決定版」「昭和の名人完結編」と2シーズン購入しているのに、先日の火曜日行きつけの書店に顔を出すと、見慣れたデザインのCDマガジンがあるではありませんか。「昭和の名人アンコール」となっており志ん生②です。と言う事は①があるはずと探しますと、2週間前に志ん朝が出ておりました。

天候不順で書店による回数が減ったことや、まさかアンコール版が発売されていると知らず、CDマガジンコーナーに近づいてみませんでした。
私の住所は愛読者はがきで小学館は知っているはずです、はがきDMくらい欲しかったです。

さて演目は
①火焔太鼓
②子別れ(下)
です。どちらもあまりにも有名な噺です。内容は省きますがいつもの志ん朝の快活な楽しい噺しぶりであっという間に聴き終りました。

実は知人にこのアンコール版のことを話しました。知人は大変落語に造詣が深いので驚くかなと思っていたのですが、知人は全く別の反応を示しました。
知人いわく、3シリーズ続けて発売するのだから落語の音源が重ならないだろうかと言う事です。確かにすでに亡くなっている昭和の名人ですから
限られた音源です。これだけ同じような落語全集が発売されると、重複してしまうこともあるのではと心配していました。
添付された解説書をチェックして、いつどこで収録されたか放送されたかを確認すればいいのですが、なかなかそれは無理です。

今までで2シーズンで52巻発売されていますが、同一噺家の同じ話は収録されていないようです。ただし有名な噺を別の噺家で聴き比べることはできます。
なるほどこんな感想もあるのだと勉強になりました。それで「志ん朝十三夜」では「すべて初蔵出し ノーカット・マスター版」なんていう惹句がついているのですね。

コメント
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