新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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初見「キクイタダキ」

2013-02-02 17:17:17 | 山の鳥
その公園で「キクイタダキ」初見できました。
初見と言いますと、幸運にも偶然にもと言った感じで条件は悪く、状況も悪いと言った事が多く、1回目は単なる証拠写真になってしまうことが多いです。そこの居たと言うだけの写真です。

今回は、公園の自然館の掲示板に撮影写真が掲示されていましたので、運が良ければと言った感じでいました。
昼過ぎ尾根の通路の植え込みの中に数本あった針葉樹の木の前で、若い女性がしきりに写真を撮っています。尋ねると「キクイタダキがいます」と言うではありませんか。

日本で最も小さい鳥です。「菊戴」。一年中みられるそうですが、主な生息地が山地から高山の針葉樹林ですから、簡単には見に行けません。誰かが言っていましたが「富士山の五合目に行けば見られる」そうです。
また名前の特徴である頭部の黄色い部分ですが、この鳥が高い樹冠部にいることからなかなか見ることができない、と図鑑にはありました。

さてその時です。「キクイタダキ」は通路の植え込みの針葉樹の下縁部分を飛び交って餌を探しています。4~5羽は居たようで、どの個体を撮るか目移りしてしまいます。また有名な「ホバリング」をして餌を探す様子も見られました。ただ葉の茂った下側は暗く、また鳥の飛翔が素早く撮影は苦労しました。1時間くらいこの近所にいてくれたので、500カット位は撮影しましたが、ほとんどがぶれてしまい何とか保存できたのは50カットを切ってしまいました。

ただ有名な「ホバリング」やアクロバティックな飛翔や可愛い顔など、初見で撮影できたのは大収穫です。
しかしながら、もう一つの特徴である頭部の黄色の中に赤い筋が見える時があるそうで、それはだめでした。
なんといっても初見で、飽きるほど撮影できたのは初めての経験です。
その後その場所に2日出かけてみましたが、遭遇できません。

では幸運のカットをご覧ください。




これがホバリングです。頭部の黄色い部分もよく見えるでしょ。
コメント
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