時代劇の連続ドラマが無くなってから、時代劇作成ノウハウや技術の継承が切れると心配されています。
その後単発で、その心配を払拭する様な力作が時々放送されます。
昨日のテレビ朝日の「上意討ち~拝領妻始末」も原作、脚本、出演者と有力者をそろえた作品で期待できました。録画も考えていました。
そこで、以前から気になっていたこの作品のストーリーを調べてみて、頭を抱えてしまいました。私の一番苦手な展開になるのです。
そこで物語を説明します。放送終了しましたから良いでしょうか。
物語】
側室を家臣にめとらせる、これを拝領妻と言います。田村正和演ずる笹原伊三郎の息子・与五郎に拝領妻の沙汰が下ります。断れば笹原家断絶となり、与五郎はそれを受けます。側室いちは男子を生んでいるのですが、殿の不興を買い拝領妻にさせられたのです。
与五郎といちは愛し合うようになり、子をもうけます。
幸せな生活が続く中、殿の世継ぎが早死にしいちの生んだ男子が世継ぎになりました。そうすると殿の世継ぎの生母が家臣の妻ではまずいと、与五郎と離縁の上側室に戻るように命令が下ります。非常な命令に怒った伊三郎たちに上意討ちの命が下ります。
与五郎に申し訳なくといちは自害し与五郎も後を追い腹を切ります。上意討ちにそむけば切腹、家禄は没収です。
伊三郎は上意討ちに赴いた重役や役人を討ち果たし、この非道を幕府に訴えようと藩を出ようとするが、伊三郎の長年の剣の友松平健・浅野が県境で待ち受け決闘となります。かろうじて浅野に勝った伊三郎が旅立とうとするとき、なんと、藩の追手の鉄砲が彼を殺してしまうのです。
小説やドラマで、一番苦手なストーリーが、これです。
国家や権力者や極悪人が理不尽なふるまいをする。そこでは、ほとんどのストーリーでは主人公が戦いに勝ってハッピーエンドになるのですが、たまに主人公やその仲間が権力の理不尽なふるまいに負けて、ずたずたになる結末があります。
この拝領妻始末でも主人公家族はすべて死に絶えてしまいます。こんなやりきれない話はありません。読みたくないです。
若い夫婦だけでも町人になっても、他国に逃がしてやりたかったです。
現実には、実際あるかもしれません。記者会見で遺族の方が話している様子を見ていますと、やりきれなくなり悲しくなります。
私は感情移入しやすいのかもしれません。もし私がその立場ならどうするか、ずっと考え込んでしまいます。
そんな始末で、このドラマを見るのを泣く泣くやめました。もちろん録画もやめました。
余計なことですが、いち役の仲間由紀恵、髪を結ぶと(もちろん鬘ですが)けっこう丸顔なんですね。
その後単発で、その心配を払拭する様な力作が時々放送されます。
昨日のテレビ朝日の「上意討ち~拝領妻始末」も原作、脚本、出演者と有力者をそろえた作品で期待できました。録画も考えていました。
そこで、以前から気になっていたこの作品のストーリーを調べてみて、頭を抱えてしまいました。私の一番苦手な展開になるのです。
そこで物語を説明します。放送終了しましたから良いでしょうか。
物語】
側室を家臣にめとらせる、これを拝領妻と言います。田村正和演ずる笹原伊三郎の息子・与五郎に拝領妻の沙汰が下ります。断れば笹原家断絶となり、与五郎はそれを受けます。側室いちは男子を生んでいるのですが、殿の不興を買い拝領妻にさせられたのです。
与五郎といちは愛し合うようになり、子をもうけます。
幸せな生活が続く中、殿の世継ぎが早死にしいちの生んだ男子が世継ぎになりました。そうすると殿の世継ぎの生母が家臣の妻ではまずいと、与五郎と離縁の上側室に戻るように命令が下ります。非常な命令に怒った伊三郎たちに上意討ちの命が下ります。
与五郎に申し訳なくといちは自害し与五郎も後を追い腹を切ります。上意討ちにそむけば切腹、家禄は没収です。
伊三郎は上意討ちに赴いた重役や役人を討ち果たし、この非道を幕府に訴えようと藩を出ようとするが、伊三郎の長年の剣の友松平健・浅野が県境で待ち受け決闘となります。かろうじて浅野に勝った伊三郎が旅立とうとするとき、なんと、藩の追手の鉄砲が彼を殺してしまうのです。
小説やドラマで、一番苦手なストーリーが、これです。
国家や権力者や極悪人が理不尽なふるまいをする。そこでは、ほとんどのストーリーでは主人公が戦いに勝ってハッピーエンドになるのですが、たまに主人公やその仲間が権力の理不尽なふるまいに負けて、ずたずたになる結末があります。
この拝領妻始末でも主人公家族はすべて死に絶えてしまいます。こんなやりきれない話はありません。読みたくないです。
若い夫婦だけでも町人になっても、他国に逃がしてやりたかったです。
現実には、実際あるかもしれません。記者会見で遺族の方が話している様子を見ていますと、やりきれなくなり悲しくなります。
私は感情移入しやすいのかもしれません。もし私がその立場ならどうするか、ずっと考え込んでしまいます。
そんな始末で、このドラマを見るのを泣く泣くやめました。もちろん録画もやめました。
余計なことですが、いち役の仲間由紀恵、髪を結ぶと(もちろん鬘ですが)けっこう丸顔なんですね。