新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

うまく撮れない「カワガラス」

2014-04-08 18:02:02 | 水辺の鳥
それこそ1枚もシャッターをおさなかもしれないと思ったほど、その日はめぼしい鳥がおりませんでした。
最後の最後に、林道の突き当りの「カワガラス」がいるポイントに入り込んでみました。

その場所は渓流釣りの人たちがよく来る場所で、シーズンになると「カワガラス」は逃げてしまいます。
釣り人のように河原の石の上を歩くのもいいですが、足場が悪くカメラを持ってではとても無理です。一か所浅瀬ですが川幅いっぱいに広がっているところがありそれ以上は登れません。

仕方がないので廃止になっている林道を歩いていくことになります。じめじめした日陰の林道で、いかにも山ビルがうようよ居そうな道なのです。
そこから川を見下ろすと河原の白い石の間を、ちょんちょんと「カワガラス」が移動していく姿が運よく見られることがあるのです。
ただこちら側には小さい木が柵に沿って生えていて、川面を見下ろせる場所は限られています。

昨日も、確かに黒っぽい姿を見つけたのですが、木の隙間に移動する間に見失い、それでも手ぶらでは帰れず粘ることにしたのです。
「カワガラス」は結構潜水が上手で、早い流れに乗って下流に移動することもあり、また縄張りの中を小さい声で鳴きながら飛んで移動することもあります。
この日は、獲物を持って巣に帰るところだったようで、いったん下流から上流に向かって登っていくのに気が付き、先回りで待ち伏せました。



この場所だけ水際は開いており、日が差し込んでいます。この下流は崖がせり出していて暗いのです。

口に何か咥えています。効率が良いようで気のせいか潜るたびに増えていきます。少しトリミングしてみました。


川虫のようです。巣に待っている子供に餌を運んでいるのでしょうか。

「カワガラス」はなかなかうまく撮影ができません。
まず体が暗い色だと言う事です。そして動きが結構速いのです。崖下の暗い岸では、Sスピードが極端に遅くなります。
明るい所に出てくると、日差しに白くなった岩と、暗い色の「カワガラス」の体と露出がうまくいきません。
さらに撮影場所と、見下ろす「カワガラス」の距離が遠すぎます。20m以上はあるでしょうか。

何時まで経ってもうまくなりません。
コメント
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