新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

それでは初見「ヒレンジャク」を.。と煙霧について

2014-04-10 18:02:22 | 里の鳥
「ヒレンジャク」を探しに埼玉県の坂戸まで出かけたのですが、道中往き返り結構いろいろなことがあったのですが、それはまた後々に。

今年はネットで「ヒレンジャク」の情報がたくさん載っておりました。このきれいな鳥をぜひ見たいと前回藤沢まで出かけたのですが、3日遅かったと言われてしまいました。
坂戸の高麗川でも情報によると、「4月中旬には抜けてしまう、北へ帰ってしまうのね」と書かれていました。それでは何とか遅まきながら出かけたのです。

現地の河川敷の公園に着いてみると、目標のCMの姿はほとんど見かけられません。数人いらっしゃいましたがいずれも「まだ残っているかもと、見に来た」と言う程度です。
何度も公園内を回ったのですが、居るのは「ウグイス」「ホオジロ」「ガビチョウ」くらいです。

6時半の電車で来たのですが、午前中はだめでした。昼ごろそろそろ帰るかと念のため、歩いたことのない小道に入り込んで歩いておりますと、想定外の所に3人のMCがいます。ただどうしてもその場所に行く道が分りません。あんなところに居るのだから多分と思いながら、でも道が分らず戻りかけるとその中の二人がこちらに歩いてくるではありませんか。御夫婦のようです。奥さんが「沢山いますよ」と言います。大体の道を聞いて踏み込んでみると、ベストポジションと思われるところに男性が一人います。

聞いてみると十羽前後の「レンジャク」出入りしているとのこと。少し待てば戻るようなので、彼の横に陣取りました。
しばらくするとポツリポツリ、「ヒレンジャク」がやって来ます。どうもそこをベースに餌を探しに行っているようです。
それでは画像をご覧ください。これ以上近づけない状況での撮影でした。トリミングなしです。


最盛期ならこんな風に数十羽集まるのですが、この日はこの程度。



尾羽の先端が赤いので「ヒレンジャク(緋連雀)」です。今年は先端が黄色の「キレンジャク」がどこでも少ないそうです。



横からの模様もきれいです。

再度挑戦してみたいのですが、なにせ遠いのです。ザックを背負って都心のラッシュを抜けるのは大変です。
「これが今年最後になるかも」と先客の男性と話したものです。
鳥自体大変見栄えがしますし、この初春の話題の鳥が撮影できて、大変満足でした。公園から坂戸の駅まで畑の中をてくてくと歩く道も遠く感じられませんでした。


追記
関東地方は「煙霧」が発生しております。気象予報士の森田さんによりますと、「煙霧」通常の気象状況より上位に位置する気象状況だそうです。
春の時期、強風にあおられて土埃などが舞いあがる事を言いますが、はっきりした原因は分らないようです。
スカイツリーから眺めた景色は、まるで砂漠の砂嵐のような黄色い壁が広がっています。視程10km以下で「煙霧」と言うそうです。
子供のころ埼玉県に住んでいた私は、春のある日関東ローム層の乾いた畑の土が強風に舞い上がり、隣の家が見えなくなるような経験がありました。

今日も埼玉の坂戸に撮影に行くかちらりと考えたのですが、あの砂ほこりの中ウロウロしていなくてよかったと、お天気コーナーを見ながら思っているのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする