さてそれでは、先日遭遇しました林道の土砂崩れの現場報告をいたします。
画像だけでは全体イメージが掴めないかとも思い、概略を数字でご説明します。
◎現場はメイン林道から枝分かれした林道です。
◎この支林道は山塊奥に入り込み行き止まりです。
◎現場の林道は右手は50メートル近い急な崖です。左手はさらに高い急峻な法面です。
◎林道は幅約5メートルくらいの簡易舗装の林道です。
昨年の4月に現場付近で撮影した渓谷の風景です。
では報告を。
①
支林道の起点の入り口置かれた看板です。
②
土砂崩れ現場の数十メートル手前の様子。
③
現場に近づくと。土砂崩れの上を歩けるようになっています。林道奥の管理組合への作業用でしょうか。足跡がついていました。
④
現場に近づき擁壁の裏を見ると、裏の土砂が抜け落ちています。
⑤
同じ場所の上部を見ますと、かなり上から土砂が動いているのがわかります。
⑥
現場中央から見上げると、全体に擁壁がずり落ちているのがわかる。
⑦
現場を渡って、林道上手から擁壁側面を見る。左に大きくずれている。
⑧
同所から擁壁上部を見ると、5メートル以上擁壁全体が下方にずれているのがわかる。
⑨
現場を渡り林道前方を眺める。このまま山塊奥に約2キロ続く林道。左手にある壁こそ、今にも崩れそうといつも怖い思いをします。
⑩
同所から現場を振り返る。前方には土砂が林道一杯くずれているが、手前も20m近く法面や擁壁の基部がずれて林道にせり出している。
⑪
土砂崩れ中央部の③の画像の最先端部。ガードレールに届いているだけかと思いましたが、下を覗くと簡易舗装の下の土砂も谷に抜け落ちていました。
今回報告するために、③の画像のロープ伝いに2往復現場を渡りましたが、考えてみれば、体重70キロオーバーの私が歩いたのです。もし微妙なバランスで土砂崩れが停止しているとしたらと考えると、とても怖くなりました。向こう側に取り残されたらと思いあわてて手前に戻ったのです。
この付近は山塊の奥で携帯が繋がらず、さらにこの先は支林道は行き止まりです。さらにクマが生息しています。毎年秋にはクマを見かけたという警告が出ています。勿論イノシシやシカも出没いたします。私の感度のいいアラームが警告音を発しています。早々に引き揚げました。
この土砂崩れの現場は、急峻な林道によくある、土砂崩れ予想カ所に合わせて建設された小規模な擁壁です。フリーフレーム工法の擁壁(多分?)でしょう。数百メートル続く巨大なものではなく長さ20メートルくらい高さ15メートルくらいでしょうか。
どうして土砂崩れが起きたのか考えてみました。
大雨で地盤が緩み土砂が抜けたから擁壁が自分の重みでずり落ちたのか、逆に大雨で地盤が緩み支持部分が緩んで擁壁がずれ、はがれた地表に大雨が当たり土砂が流れたか、よく分かりません。
この林道の奥に森林管理のベースとなる多くな広場があり、これから初夏の鳥りがたくさん見かけられる有名なポイントがあります。
復旧工事の手順を素人なりに考えてみました。
①ずり落ちたコンクリート擁壁などの撤去があります。いつまた動き出すかもしれません。
②ただ現場の林道の基礎部分が抜けています。重い重機は近づけないでしょう。
③そうすると林道の基礎部分の改良工事からになりますか。ただ右側は50メートル前後の渓谷です。
④厄介な工事になりそうですが、大した生産性のない小さな林道です。はたして復旧工事の予算が付くでしょうか。難しいですね。
重機のエンジンの振動で、今にもずり落ちてきそうでとても怖かったです。
長々と読んで頂きありがとうございました。
画像だけでは全体イメージが掴めないかとも思い、概略を数字でご説明します。
◎現場はメイン林道から枝分かれした林道です。
◎この支林道は山塊奥に入り込み行き止まりです。
◎現場の林道は右手は50メートル近い急な崖です。左手はさらに高い急峻な法面です。
◎林道は幅約5メートルくらいの簡易舗装の林道です。
昨年の4月に現場付近で撮影した渓谷の風景です。
では報告を。
①
支林道の起点の入り口置かれた看板です。
②
土砂崩れ現場の数十メートル手前の様子。
③
現場に近づくと。土砂崩れの上を歩けるようになっています。林道奥の管理組合への作業用でしょうか。足跡がついていました。
④
現場に近づき擁壁の裏を見ると、裏の土砂が抜け落ちています。
⑤
同じ場所の上部を見ますと、かなり上から土砂が動いているのがわかります。
⑥
現場中央から見上げると、全体に擁壁がずり落ちているのがわかる。
⑦
現場を渡って、林道上手から擁壁側面を見る。左に大きくずれている。
⑧
同所から擁壁上部を見ると、5メートル以上擁壁全体が下方にずれているのがわかる。
⑨
現場を渡り林道前方を眺める。このまま山塊奥に約2キロ続く林道。左手にある壁こそ、今にも崩れそうといつも怖い思いをします。
⑩
同所から現場を振り返る。前方には土砂が林道一杯くずれているが、手前も20m近く法面や擁壁の基部がずれて林道にせり出している。
⑪
土砂崩れ中央部の③の画像の最先端部。ガードレールに届いているだけかと思いましたが、下を覗くと簡易舗装の下の土砂も谷に抜け落ちていました。
今回報告するために、③の画像のロープ伝いに2往復現場を渡りましたが、考えてみれば、体重70キロオーバーの私が歩いたのです。もし微妙なバランスで土砂崩れが停止しているとしたらと考えると、とても怖くなりました。向こう側に取り残されたらと思いあわてて手前に戻ったのです。
この付近は山塊の奥で携帯が繋がらず、さらにこの先は支林道は行き止まりです。さらにクマが生息しています。毎年秋にはクマを見かけたという警告が出ています。勿論イノシシやシカも出没いたします。私の感度のいいアラームが警告音を発しています。早々に引き揚げました。
この土砂崩れの現場は、急峻な林道によくある、土砂崩れ予想カ所に合わせて建設された小規模な擁壁です。フリーフレーム工法の擁壁(多分?)でしょう。数百メートル続く巨大なものではなく長さ20メートルくらい高さ15メートルくらいでしょうか。
どうして土砂崩れが起きたのか考えてみました。
大雨で地盤が緩み土砂が抜けたから擁壁が自分の重みでずり落ちたのか、逆に大雨で地盤が緩み支持部分が緩んで擁壁がずれ、はがれた地表に大雨が当たり土砂が流れたか、よく分かりません。
この林道の奥に森林管理のベースとなる多くな広場があり、これから初夏の鳥りがたくさん見かけられる有名なポイントがあります。
復旧工事の手順を素人なりに考えてみました。
①ずり落ちたコンクリート擁壁などの撤去があります。いつまた動き出すかもしれません。
②ただ現場の林道の基礎部分が抜けています。重い重機は近づけないでしょう。
③そうすると林道の基礎部分の改良工事からになりますか。ただ右側は50メートル前後の渓谷です。
④厄介な工事になりそうですが、大した生産性のない小さな林道です。はたして復旧工事の予算が付くでしょうか。難しいですね。
重機のエンジンの振動で、今にもずり落ちてきそうでとても怖かったです。
長々と読んで頂きありがとうございました。