新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

空に舞うヘラサギ

2016-04-09 17:02:33 | 水辺の鳥
9時から西なぎさで「クロツラヘラサギ」と「ヘラサギ」の観察を始めたのです。昨日も書きましたが、広大な干潟を2羽を追いながら歩き回りました。転んだらカメラはおしまいです。

さて途中を端折りまして、1時間半、たっぷり撮影して二人とも堪能しましので、何か別の鳥でもと水路側の堰堤に登りました。
先端まで行き辺りを見回していると、突然西なぎさが騒がしくなりました。潮の引いた渚の沖合にいた数千羽の「スズガモ」が一斉に飛び立ったのです。岸よりの仲間から順に伝播していくかのように飛び出していきます。壮観でした。職員らしき人たちを載せた小型ボートが、沖に打ち込んである杭の点検に来たのです。

せっかくのスぺクタルシーンですから、撮影しました。カメラがどの鳥にピンを合わせていいのか迷ったようで、チェックしてみるとどうも甘いのです。比較的しっかりした画像をお見せします。


中央下部分に、1羽異種が見えます。黒っぽい頭と長い白い首から「カンムリカイツブリ」のようです。カンムリカイツブリも夏羽に変わっているのがたくさんいましたよ。
スズガモは東なぎさの沖に移動したのですが、それとは別に、彼らより高くゆっくり飛んでいく影がありました。
「クロツラヘラサギ」と「ヘラサギ」でした。まだ西なぎさに未練があるかのように、ゆっくりゆっくり上昇していきます。


良い画像でしょう。近年まれなベスト3にはいる画像だと思っています。翼の先端が黒いのは若鳥のみの特徴だそうです。
以前も書きましたが、私の場合基本的にノートリミングで紹介することを原則としています。
が、あまりにも翼の美しさを知っていただくために、あえてトリミングしています。


2羽は仲良く東なぎさの浜に消えていきました、とさ。
コメント
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