GWは毎年遠出をしないことにしています。そして近くのショッピングセンターにも出かけないことにしています。
何故かと言いますと道路が混むからです。駐車場も混むからです。GWにしかお休みの取れない方に、空間をお譲りしているのです。
ではGWを何をするかと言いますと、今年の地味な楽しみ方を見つけたのです。
昔、大変若いころ一度楽しんだことがあるものです。
大昔、河出書房新社の「人間の文学」全巻をそろえておりましたが、しばらくしてそのうちの1巻が発禁処分になったのです。その後新刊が再発売され、全集保持者として当然買い揃えたのです。
で、どこが発禁処分になったのか新旧の比較をしたのです。そのころは蛍光サインペンもなく色鉛筆でやった記憶があります。全30巻のうちどれだったか忘れました。「南回帰線」か「悪徳の栄え」だったか、それとも他のか忘れました。
「人間の文学」はその後処分しました。
さて最近読んでいる時代小説で、佐伯泰英の「酔いどれ小籐次」があります。全19巻揃えております。が最近そのシリーが出版社を文芸春秋に替えて、決定版が新しく始まったのです。
19巻揃えたものとして、また新しくおなじものが始まるのはちょっと困ります。
作者の説明では、我々年配者だけではなく女性や子供たちにも楽しめる、三代そろって楽しめる物にしたいと書いています。
そうなるとちょっと甘くなるのかとがっかりしましたし、改めて19巻揃えなくてもと安心したりもしたのです。
そんな中先日偶然書店でシリーズ第1巻を購入してしまいました。この決定版は、中々書店になく、無ければ欲しくなる心理が働いたのです。
今日からぼちぼち、旧版と決定版の比較を始めました。作者が、決定版と言うのですからどんな箇所を削除修正加筆したのか、見てみたくなったのです。小説家が自分の作品に手を加える、その心持を覗いてみたくなりました。
ではその一部を、と言ってもとても大変でまだ数頁しかチェックできておりません。
旧 「美味い、甘露にござった」17P
と小籐次は(以下略)
決 「美味い、甘露にござった」
小籐次は
(と)が削除されているのです。以下同様です。どちらでもいいような気がしますが、作者の判断です。
旧 江戸在府 17P
決 参勤下番
正しくは、こう表現するのでしょうか。
18頁目には4ヶ所の修正加筆がありました。言葉遣いに気になったのでしょうか。
以下ポツリポツリと修正が入っています。一つひとつ書き出していくのも意味がありませんのでやめます。
今のところ旧版で55頁まで見ましたが、くたびれました。
ひとつ気が付いたは、小籐次の勤めた豊後森藩の石高が12000石から12500石に500石増えていることです。その理由にどこかで気が付ければいいのですが。
ま、GWの暇つぶしが見つかり、安心している所です。
何故かと言いますと道路が混むからです。駐車場も混むからです。GWにしかお休みの取れない方に、空間をお譲りしているのです。
ではGWを何をするかと言いますと、今年の地味な楽しみ方を見つけたのです。
昔、大変若いころ一度楽しんだことがあるものです。
大昔、河出書房新社の「人間の文学」全巻をそろえておりましたが、しばらくしてそのうちの1巻が発禁処分になったのです。その後新刊が再発売され、全集保持者として当然買い揃えたのです。
で、どこが発禁処分になったのか新旧の比較をしたのです。そのころは蛍光サインペンもなく色鉛筆でやった記憶があります。全30巻のうちどれだったか忘れました。「南回帰線」か「悪徳の栄え」だったか、それとも他のか忘れました。
「人間の文学」はその後処分しました。
さて最近読んでいる時代小説で、佐伯泰英の「酔いどれ小籐次」があります。全19巻揃えております。が最近そのシリーが出版社を文芸春秋に替えて、決定版が新しく始まったのです。
19巻揃えたものとして、また新しくおなじものが始まるのはちょっと困ります。
作者の説明では、我々年配者だけではなく女性や子供たちにも楽しめる、三代そろって楽しめる物にしたいと書いています。
そうなるとちょっと甘くなるのかとがっかりしましたし、改めて19巻揃えなくてもと安心したりもしたのです。
そんな中先日偶然書店でシリーズ第1巻を購入してしまいました。この決定版は、中々書店になく、無ければ欲しくなる心理が働いたのです。
今日からぼちぼち、旧版と決定版の比較を始めました。作者が、決定版と言うのですからどんな箇所を削除修正加筆したのか、見てみたくなったのです。小説家が自分の作品に手を加える、その心持を覗いてみたくなりました。
ではその一部を、と言ってもとても大変でまだ数頁しかチェックできておりません。
旧 「美味い、甘露にござった」17P
と小籐次は(以下略)
決 「美味い、甘露にござった」
小籐次は
(と)が削除されているのです。以下同様です。どちらでもいいような気がしますが、作者の判断です。
旧 江戸在府 17P
決 参勤下番
正しくは、こう表現するのでしょうか。
18頁目には4ヶ所の修正加筆がありました。言葉遣いに気になったのでしょうか。
以下ポツリポツリと修正が入っています。一つひとつ書き出していくのも意味がありませんのでやめます。
今のところ旧版で55頁まで見ましたが、くたびれました。
ひとつ気が付いたは、小籐次の勤めた豊後森藩の石高が12000石から12500石に500石増えていることです。その理由にどこかで気が付ければいいのですが。
ま、GWの暇つぶしが見つかり、安心している所です。