やさしさにいつでも逢える 富弘美術館

生への限りなく深い思いを野に咲く花に託し、
生命の尊さを語り続ける優しさと温かさにあふれた
星野富弘氏の作品を一同に展示した美術館。





今日も一つ　悲しいことがあった
今日もまた一つ　うれしいことがあった
笑ったり 泣いたり　望んだり　あきらめたり
にくんだり　愛したり　………
そしてこれらの一つ一つを　柔らかく包んでくれた
数え切れないほど沢山の　平凡なことがあった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　富弘




心にしみる詩と優しい色使いで透明感の広がる絵、
彼の作品に出会ったのは学生時代、
心温まる作品に癒されてきたように思います。





不慮の事故で首から下の自由を失った彼の作品は、
口で描かれたものなのですが、
それが可能になるまでのご苦労は、
私などにはとうていマネもできないものです。





美術館が面している草木湖、雨の少なかった今年は、
こんなにも水位を下げてしまいました。

何とか深刻な水不足を避けることができましたが、
限りある資源を大切にとしみじみと思います。





美術館の周辺は、東町の自然を模した前庭と
湖面の景色を同時に楽しめるように整備されています。

彼は、この町で生まれました。
富弘さんを育んだ自然に抱かれ、作品を鑑賞し、
心和む時間を堪能できました。





わたらせ渓谷鉄道の神戸駅からはバスで１０分、
徒歩では１時間程かかるようです。
駐車スペースは広いです。

優しい気持ちになりたくなったら
訪れてみてください。

群馬県みどり市東町草木８６

２０１２．９．１６