タクシーに乗車したら行き先を告げなければなりません。
モノレールの駅までというのもはばかれて、
「識名園までお願いします」
ドライバーさんを待たせて見学することにしました。
識名園は琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や
外国使臣の接待などに利用されたそうです。
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門をくぐるとジャングルかと思うような木々、
これが強い日差しを遮ってくれます。
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御殿(ウドゥン)
赤瓦屋根の木造建築、往時の上流階級のみに許された
格式あるつくりですが、雨端などに民家風の趣も。
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雨端(あまはじ)とは、夏場の日射を遮るように
軒を深く出した軒下空間。
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冊封使を迎えた一番座、
それに連なる二番座、三番座など
15の部屋があったそうです。
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明治末期から大正時代の初めころ増改築がなされ、
御殿の総面積は約159坪あります。
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御殿から見た庭園
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池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを
楽しむことを目的とした廻遊式庭園になっています。
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日本の諸大名が競ってつくるようになった造園形式ですが、
識名園の池に浮かぶ島には、中国風の東屋の六角堂や
大小のアーチ橋、池の周囲を琉球石灰岩で積むなど
琉球独特の工夫が見られます。
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屋根の形や瓦を黒く色づけているところに
中国的な趣を感じさせます。
中に入ることはできませんが、ここにいると
心地良い風が吹き抜けていきました。
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第二次世界大戦によって壊滅的な破壊を受けましたが、
1975年から整備が進められ、約20年の歳月と約8億円に上る
費用を費やし、今日の姿を取り戻しました。
1976年には国の名勝、2000年3月には特別名勝、
同年12月には世界遺産に登録されました。
沖縄県那覇市真地421-7
休園:水曜日
拝観料:大人400円 小人200円
2014.5.2
モノレールの駅までというのもはばかれて、
「識名園までお願いします」
ドライバーさんを待たせて見学することにしました。
識名園は琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や
外国使臣の接待などに利用されたそうです。
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門をくぐるとジャングルかと思うような木々、
これが強い日差しを遮ってくれます。
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御殿(ウドゥン)
赤瓦屋根の木造建築、往時の上流階級のみに許された
格式あるつくりですが、雨端などに民家風の趣も。
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雨端(あまはじ)とは、夏場の日射を遮るように
軒を深く出した軒下空間。
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冊封使を迎えた一番座、
それに連なる二番座、三番座など
15の部屋があったそうです。
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明治末期から大正時代の初めころ増改築がなされ、
御殿の総面積は約159坪あります。
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御殿から見た庭園
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池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを
楽しむことを目的とした廻遊式庭園になっています。
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日本の諸大名が競ってつくるようになった造園形式ですが、
識名園の池に浮かぶ島には、中国風の東屋の六角堂や
大小のアーチ橋、池の周囲を琉球石灰岩で積むなど
琉球独特の工夫が見られます。
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屋根の形や瓦を黒く色づけているところに
中国的な趣を感じさせます。
中に入ることはできませんが、ここにいると
心地良い風が吹き抜けていきました。
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第二次世界大戦によって壊滅的な破壊を受けましたが、
1975年から整備が進められ、約20年の歳月と約8億円に上る
費用を費やし、今日の姿を取り戻しました。
1976年には国の名勝、2000年3月には特別名勝、
同年12月には世界遺産に登録されました。
沖縄県那覇市真地421-7
休園:水曜日
拝観料:大人400円 小人200円
2014.5.2