まるみのあっちこっち巡り

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サン・プリンセス 南西諸島クルーズ34 世界遺産 識名園

2014-09-20 14:11:40 | 2014GWサン・プリンセス 台湾・南西諸島クルーズ


タクシーに乗車したら行き先を告げなければなりません。
モノレールの駅までというのもはばかれて、
「識名園までお願いします」

ドライバーさんを待たせて見学することにしました。

識名園は琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や
外国使臣の接待などに利用されたそうです。





門をくぐるとジャングルかと思うような木々、
これが強い日差しを遮ってくれます。





御殿(ウドゥン)

赤瓦屋根の木造建築、往時の上流階級のみに許された
格式あるつくりですが、雨端などに民家風の趣も。





雨端(あまはじ)とは、夏場の日射を遮るように
軒を深く出した軒下空間。





冊封使を迎えた一番座、
それに連なる二番座、三番座など
15の部屋があったそうです。





明治末期から大正時代の初めころ増改築がなされ、
御殿の総面積は約159坪あります。





御殿から見た庭園





池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを
楽しむことを目的とした廻遊式庭園になっています。





日本の諸大名が競ってつくるようになった造園形式ですが、
識名園の池に浮かぶ島には、中国風の東屋の六角堂や
大小のアーチ橋、池の周囲を琉球石灰岩で積むなど
琉球独特の工夫が見られます。





屋根の形や瓦を黒く色づけているところに
中国的な趣を感じさせます。
中に入ることはできませんが、ここにいると
心地良い風が吹き抜けていきました。





第二次世界大戦によって壊滅的な破壊を受けましたが、
1975年から整備が進められ、約20年の歳月と約8億円に上る
費用を費やし、今日の姿を取り戻しました。

1976年には国の名勝、2000年3月には特別名勝、
同年12月には世界遺産に登録されました。

沖縄県那覇市真地421-7
休園:水曜日 
拝観料:大人400円 小人200円

2014.5.2
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