本日のお宿は、2015年大手旅行予約サイトBooking.comで
アジア1位の評価を得た「ホトリニテ」
この日も海外からの旅行客が多かったようでした。
チェックイン最終時間が21時。
21時以降のチェックインの予約は不可能ですが、
一度チェックインすれば、24時間出入り自由。
さあ、チェックインしましょう。
ツレが毎年お世話になった宿ですが、
私がこちらを訪れるのは初めて、
オーナーさんに宿の中を
丁寧に案内していただきました。
3階建ての宿に、エレベーターはなく、
荷物の上げ下げなどは申し出れば、
運んでいただけます。
お茶などは、こちらに用意されており、
各自で好きなものを選んで利用可能。
「ホトリニテ」は、素泊まり専門の宿、
食事の提供はありません。
お弁当や、飲み物などの持込は可能、
冷蔵庫、電子レンジ、トースターの使用できます。
徒歩圏内にスーパーやコンビニ、食事処もあり、
おススメの食事処を記した
オリジナルマップも用意されていました。
お手洗いや洗面所は、2階のみとなっています。
使用後は、各自が濡らしてしまったところを
サッと拭くことができるように
タオルも用意されています。
そうしてくださいと言われるわけでもないのに
次に使用する人のことを考えてするという行為は、
本当に気持ちの良いものだと感心しました。
1階にあるパブリックスペースの本の品揃えも
オーナーさんご夫婦の趣味の良さを感じます。
もっと早くチェックインして本や雑誌を
読ませていただきたかったと後悔。
ここでくつろぐのは宿泊者のみの特権なのに。
職人醤油がお土産として販売されています。
料理は食材、中でも調味料にはこだわりたいです。
食材を引き立てるも殺してしまうも
＜さしすせそ＞の調味料が重要なのです。
こちらは2階のパブリックスペース。
妙に落ち着ける空間でもあります。
窓からは色づいた木々が見え、
清々しい朝を迎えた2階のパブリックスペース。
朝は雨が降っていましたが、山中湖畔へは1分、
晴れていれば、富士山が望めたのですが。
用意されていた部屋は、角部屋で紅葉が楽しめました。
テレビなど音の出るものなどはなく、
入浴後はぐっすり眠って疲れをとりました。
雨の音で目が覚めて、すっきりとした朝を迎えました。
あらまあ、このようなところにまでも
オーナーさんご夫婦の心配りを感じますね。
ふふふっ、気に入りました。
本当にそうですよね。
学生時代はユースホステルであちこち旅をし、
その後も47都道府県の色々なタイプの宿に宿泊、
海外も50ヶ国近く旅をし、著名な宿にも宿泊しました。
今では究極が船旅だと思っていますが、
包み込むように優しくて暖かく、
一つ一つのものに心を配り、
古いものであっても愛着を持って手入れをしている
ホスピタリティー溢れた宿で心までも癒される
そのような旅ができることが最高の旅と悟りました。
海外の旅行者からも、好評価を頂いているのも
オーナーさんのお人柄もあるでしょう。
いつまでも存在して欲しい宿ですが、
昨年末を持って残念ながら閉鎖されてしまいました。
できるものであるならば、
再会を願わずにはいられません。
山梨県山中湖村
２０１８．１１．３
