約50年ぶりの大修理期間中の日光山輪王寺。
大修理を見られるのも今だけとも言えそうですが。
奈良時代の末、766年に日光開山の祖・勝道上人が
四本龍寺を建立したのが始まりで、
天台宗大本山の一つになっています。
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日光山内最大の建造物が2019年まで修理中なのが、
重要文化財の三仏堂で、日光山の総本堂。
日光三社権現本地仏である7.5mの巨大な御本尊
(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)三体を祀っています。
足場もだいぶ解体されてきたそうですが、
改修工事の様子を見学することもできるようです。
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こちらでは、お守り兼用のお念珠があります。
仏式の葬式や法要には欠かせない数珠、
宗派を問わないタイプのものを持っていますが、
お話を伺うとこちらのほうが良さそうと
暗示にかけられたように思ってしまいます。
有難いお話を伺い、鬼門除けの祈願札をいただき、
冷静になって考えると数珠は一つで十分です。
ツアーでは一人がいただくと私も私もとなりがちです。
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平安時代には弘法大師空海の来山が伝えられ、
鎌倉時代には源頼朝の寄進を受けるなど、
古くから関東の一大霊場として栄えてきた輪王寺。
壮大な伽藍と多くの堂塔、
現地ガイドさんのお話も有意義ですが、
じっくりと見たいとも思いました。
栃木県日光市山内2300
2018.11.17