江戸の町人文化が花開いた文化・文政期(1804~1830)に、
骨董商の佐原鞠塢(さはらきくう)が、
交友のあった江戸の文人墨客の協力を得て、
花咲く草木鑑賞を中心とした花園として開園した百花園。
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江戸時代には文人墨客のサロンとして利用され、
著名な利用者に「百花園」の命名者であった絵師酒井抱一、
門の額を書いた狂歌師大田南畝らがいらしたとか。
(酒井抱一の絵が好きなのでうれしくなります)
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園内の売店では、甘酒や抹茶などをいただけます。
春の七草は、古来より災いを除き長寿を得る
食物として食されてきました。
その七草を百花園では竹籠に植え込んだ七草籠を
江戸時代より作り、皇室にも献上しています。
その献上七草籠を展示しています。
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はとバスの「江戸グルメ探訪記」のツアーでは、
名物の長命寺の桜もちと抹茶がついており、
40分の自由散策の時間にいただきます。
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1938年、永久保存のため所有者から東京市に寄付、
翌年には有料で制限公開を開始。
1945年3月の東京大空襲により全焼し、
それまで遺っていた往時の建物も焼失しました。
1978年に文化財保護法により
国の名勝・史跡に指定されています。
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自然の沼地の趣をたたえた池の一画に、
花菖蒲などが色とりどりの花を咲かせます。
唯一現代に残る江戸時代の花園で、
大名庭園とは趣が異なります。
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萩を竹で編んだトンネルに沿わせて仕立てた
「萩のトンネル」は百花園の名物です。
9月下旬には全長約30mの花のトンネルになります。
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ヒョウタン、ヘチマ、ヘビウリは棚で栽培する
一年生つる草で、7月頃開花し8月から9月にかけて、
結実して棚から下がります。
四季を通じて花を楽しめる江戸の花園、
芭蕉の句碑など文人達の足跡も辿れます。
東京都墨田区東向島3-18-3
2020.10.11