東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の
会場として使用された国立競技場は、
大会終了後から2022年3月末まで
大会組織委員会による原状回復の工事が行われています。
利用はできませんが、工事の休工日に北側4階の観客席より、
フィールドを展望できる機会が設けられています。
その初日となる10月10日に参加してみました。
解説などはなく、自由見学となります。
ゲーム前のスタジアムにいるような気分です。
サッカーの天皇杯の決勝、ルヴァンカップの決勝、
ラグビーの大学選手権など開催される会場です。
2020年1月11日に行われた第56回大学選手権、
早大ｖｓ明大の決勝を観戦に来た日を
昨日のことのように思い出します。
コロナウィルスが世界中に蔓延するとは
思いもしなかったあの日、
ラグビーに新しい競技場に興奮しました。
次はオリンピックと思っていたのに・・・。
鉄と木材を使用している大屋根。
日本の伝統建築や国産素材を採用し、
神宮外苑エリア一帯の緑との調和を100年構想で計画、
自然と共存しながら歴史を育んで行くことでしょう。
明治神宮からつながる歴史的な緑を継承すべく
100年後を見据えた植栽、綺麗な円形を描く
スタジアムは緑豊かな「杜のスタジアム」。
「アスリート・ファースト」を考えた設計・設備、
全ての人が快適に観戦できるユニバーサルデザイン。
日本を代表する総合競技場です。
歓声は戦う選手の力になるでしょう。
収容人数68,000人のスタジアムを埋め尽くす日が、
一日も早く訪れてくれると良いのですが。
国立競技場のHPなどより入場予約が必要、
大人1000円、高校生以下500円と有料ですが、
消毒液などいただきました。
東京都新宿区霞ヶ丘町１０−１
２０２１．１０．１０
