島原城は、築城の名手といわれた松倉重政が、
1616年から7年をかけて築いた城です。
島原の乱の引き金にもなりました。
安土桃山様式の白亜の天守閣や櫓が華麗な
名城だったといいますが、現在のものは1964年に再建。
鉄筋コンクリートの5階建ての層塔型です。
天守5階から島原市を一望。
内部はキリシタン史料と民俗資料の展示室。
南蛮貿易➡宣教時代➡禁教➡弾圧➡島原の乱と
時代順に展示されています。
時代によって大きさの違うマリア像、
日用品に隠し刻まれた十字架などが見られます。
かつては天守を中心に三棟の三重櫓、平櫓が三十三棟、
本丸の広さは名古屋城に匹敵するほどで、
石垣は延長約4kmにおよぶ巨城であったそうです。
西三十櫓、巽三重櫓、丑寅三重櫓も再建。
島原出身の彫刻家北村西望氏の作品を展示している
西望記念館や観光復興記念館も併設しています。
別名:森岳城
種別:平城
築城者:松倉重政
築城年:1618年
構造:鉄筋コンクリート5層5階
長崎県島原市
訪問日:2006年7月30日
※一番上の写真は2016年撮影