まるみのあっちこっち巡り

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吹屋ふるさと村 吉岡(吹屋)銅山 笹畝坑道

2025-03-13 00:06:16 | お出かけ 山陰・山陽



吉岡(吹屋)銅山 は、807年に発見されたと伝えられ、
古書に備中の産物に関する記載があるそうです。







江戸時代から大正時代まで操業した銅山を復元し、
坑内を見学できるようにしています。
ヘルメットを被り、進んでいきましょう。







吉岡銅山の坑内断面図です。
上一坑道から九坑道までの落差約368m。







冒険心をそそる神秘的な坑内は、年中15度前後。
時折、水が滴り落ちてきます。







鍾乳洞を見学するのとは違い、
銅山の跡なので人形が当時の様子を伝えます。
見学しているのは私たちだけで、
人形の方が多く、怖くなりました。







吹屋の銅山 としての記録は、戦国時代尼子氏と
毛利氏の争奪戦以来、江戸時代初期一時、
成羽藩の支配下にありましたが、大部分の間は、
天領幕府直轄地で代官の支配下で稼いでいました。







江戸時代の採掘は手掘りで、鉱区も少範囲、
坑内の排水が非常に困難であり
水抜坑道を掘り抜き繁栄することに。

明治以後三菱金属の経営となり、
付近の小山を吸収合併、
自家発電所を設け、機械化し、
日本三大鉱山の一つになりました。







江戸時代には、この地から馬の背にのせて
成羽町下原の総門まで運ばれ、
高瀬舟に積んで玉島港まで行き、
海路を利用して大阪の銅役所へ運ばれていました。

岡山県高梁市成羽町吹屋

2024.5.16


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