’08/09/06の朝刊記事から
北朝鮮・拉致再調査延期
首相退陣が外交に影響
北朝鮮が拉致被害者の再調査委員会設置の先送りを日本側に通告してきたことは、福田康夫首相の退陣表明が外交問題に深刻な影響を与えたことを如実に示した。
北朝鮮は「新政権の動向を見極める」としているが、拉致問題棚上げが長期化する可能性もある。
町村信孝官房長官は5日の記者会見で「拉致問題は政権が代わっても大変重要な外交課題。非常に残念だ」と批判。
中山恭子拉致問題担当相も講演で「日本のせいにせず、早く設置して」と訴えた。
だが、退陣表明が北朝鮮に調査先送りの口実を与えることになった福田首相は5日も記者団のぶら下がり取材を拒否。
説明責任も投げ出したままだ。