備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

081124 北方領土 解決 次世代に委ねず

2024-04-30 19:42:21 | ロシア
IMGM0206-6

’08/11/24の朝刊記事から

北方領土 解決 次世代に委ねず
 首脳会談 ロシア大統領表明


【リマ23日青山修ニ】麻生太郎首相は22日夜(日本時間23日午前)、リマ市内のホテルで、ロシアのメドベージェフ大統領と初の首脳会談を行った。
大統領は北方領土問題について「解決を次世代に委ねることは考えていない」と早期解決に強い意欲を表明。
両首脳は、政治主導で問題の進展を図るべきだとの認識で一致した。




IMGM0206-5

 首相は会談で、「大統領の領土問題解決の決意が事務レベルの交渉に反映されていない」と指摘した。
大統領は「どこの国でも官僚の抵抗は存在するが、首脳の善意と意志があれば解決できる」と応じ、領土問題前進に向け、事務方に具体的な作業に入るよう指示することで一致した。

 また両首脳は、当初年内を予定していたプーチン首相来日を、来年初めに実現することで合意。
さらに来年は首脳レベルで集中的な政治対話を行っていくことを確認した。

 大統領は、極東シベリア開発やエネルギー分野での日露協力にも強い関心を表明した。
大統領の領土問題前進への意欲の背景には、経済分野で日本の一層の支援を得たいとの思惑があるとみられ、日本が目指す「経済分野に見合う政治分野の進展」が実現するかは不透明だ。
このほか両首脳は、北朝鮮による核計画申告に対して、実効性のある検証方法を盛り込んだ文章を六カ国協議で策定することで合意した。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

081123 日本車締め出すな

2024-04-25 14:12:09 | ロシア
DCP_0151

'08/11/23の朝刊記事から

日本車締め出すな
 ウラジオ市民ら 輸入規制に抗議


【ユジノサハリンスク22日津野慶】「右ハンドル車を守れ」ー。
日本製中古車を締め出そうとするロシア政府の方針に反対するロシア極東の市民が22日、沿岸地方ウラジオストク市などで一斉に抗議行動を行った。

 インタファックス通信などによると、同市では一千台以上の車と数千人の住民が参加した。
ヘッドライトを点灯し、日の丸を掲げて市街地を走行。
日本車の輸入継続を訴えた。




DCP_0155

 続く集会で同市議会のドミトリー・ペニャスイ議員は「ウラル山脈以東の車の70%が右ハンドル車だ。市内では関連業界で約十万人が働いている。右ハンドル車が禁止されたら40%が失業する」と強調。
署名活動のほか、官僚の人形を自動車部品で突き刺すパフォーマンスも行われた。

 沿岸地方ではウスリースクやナホトカでも同様の抗議行動が行われた。
カムチャツカ地方のペトロパブロフスクカムチャツキーでは一部住民が抗議のスローガンを掲げたが、警察に排除された。

 昨年ロシア極東に輸入された中古車は約四十万台で、大半が日本車。
ロシア政府は国内産業保護のため、中古車を解体して部品として輸入する「解体車」の関税を引き上げ、右ハンドル車の輸入禁止法案を下院に提出するなど、日本車排除の姿勢を強めている。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

081122 大統領任期延長を可決  ロシア下院 プーチン氏就任想定か

2024-01-01 14:29:19 | ロシア
IMGM0206-3

'08/11/22の朝刊記事から

大統領任期延長を可決
 ロシア下院 プーチン氏就任想定か


 【モスクワ21日加藤雅毅】ロシア下院は21日、大統領任期を現行の四年から六年に延長する憲法改正案を三分の二以上の賛成多数で可決した。
ロシア国内では、双頭政権を主導するプーチン首相が早期に大統領に返り咲いて長期政権を可能にするための任期延長との見方もある。

 下院は定数450のうち、プーチン氏が率いる巨大与党「統一ロシア」が七割を占め、憲法改正の要件である三分の二以上の賛成が確実視されていた。
改正にはさらに、上院の四分の三以上、地方議会の三分の二以上の賛成が必要だが、地方も含めて与党勢力が強く、憲法改正実現は確実な見通しだ。





IMGM0206-4

 改正後の大統領選から適用し、2012年までのメドベージェフ大統領の現在の任期には適用しない。
下院議員の任期も、現行の四年から五年に延長する。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

081115 スパイクタイヤ増税検討 モスクワ市長  かさむ道路補修費対策で

2023-04-13 11:41:37 | ロシア
IMGM0205-27

'08/11/15の朝刊記事から

スパイクタイヤ増税検討 モスクワ市長
 かさむ道路補修費対策で


 【モスクワ14日加藤雅毅】スパイクタイヤがアスファルト路面を削るために道路補修費がかさむとして、ロシア・モスクワ市のルシコフ市長がスパイクタイヤ利用者への増税検討を表明した。夏場のスパイク装着禁止も検討する。ただ、スパイクタイヤはドライバーに定着しており、市民の反発も予想される。

 「スパイクタイヤを持っている人が税金を払うか、夏場の使用を禁止するかだ」。ルシコフ市長は、十一日の道路整備に関する会議で、二〇〇七年の同市の道路補修費が二百十億ルーブル(約七百三十億円)にも上り、新規の道路建設に支障をきたしているとの報告を受けて、利用が禁止されていないスパイクタイヤを「主犯」としてやり玉に挙げた。

 同市の十月現在の自動車登録台数は約三百七十八万台。また、通勤などで市外から流入する車は一日につき三十万ー四十万台とみられる。冬場は八割の車がスパイクタイヤを装着。夏場もスパイクタイヤで通すドライバーは九万ー十万人に上るとの見方もある。

 モスクワでは、粉じん問題など健康や環境面からのスパイク禁止論は盛り上がっていない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

081115 ロシア、中古車輸入制限  関税 大幅引き上げ  自国産業保護狙う 道内業者影響は必至

2023-04-13 11:38:45 | ロシア
IMGM0205-26

'08/11/15の朝刊記事から

ロシア、中古車輸入制限
 関税 大幅引き上げ
 自国産業保護狙う 道内業者影響は必至


【モスクワ14日加藤雅毅】ロシア政府は14日、中古車を解体して部品扱いで輸入する「解体車」の関税を一気に三倍以上に引き上げる法律を施行した。自国の自動車産業保護を目的に、日本などからの輸入を制限する狙いがある。「完成車」の関税も近く上げる方向で、道内の輸出業者への影響は必至。日本からの輸入をさらに制限するため、右ハンドル車の輸入禁止法案も下院に提出されている。

 十四日の関税引き上げは、完成車よりも格段に関税が安い部品扱いで輸入し、ロシアで組み立て直して販売する手段を「関税逃れ」として認めない措置。
関税は車体一台につき五千ユーロ(約六十二万円)以上とし、一気にこれまでの3ー4倍に引き上げた。

 輸入車締め出しのきっかけは、世界的な金融危機を受けた自動車販売の減速。ロシアではトヨタをはじめ各国の大手自動車メーカーの進出が相次ぎ、雇用への影響も大きいことから、シュワロフ第一副首相は「ロシアで生産する自動車メーカーの保護が必要」と、関税引き上げに再三言及してきた。

 今後、五年未満の中古車の関税は25%から30%に、排気量に応じて決まる五年以上の中古車の関税も六ー八割引き上げる方向で検討が進んでいる。

 また、ロシア下院では与党議員が「輸入車は(右側通行の)ロシアの基準を満たさなければならない」とする法案を十月下旬に提出。成立するかどうかは不透明だが、成立した場合は右ハンドルの日本車が格好の標的になりそうだ。

 ロシア関税によると、二〇〇七年の極東の輸入中古車は四十万三千台で大半が日本車。このうち、約二割は解体車だった。ロシアの独立新聞は「ウラジオストクの中古車販売業者の四割は廃業するかもしれない」と報じている。

 函館関税の統計では、小樽港など道内からは昨年、約二万四千台がロシアに輸出された。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする