‘06/09/28の朝刊記事から
サハリン2
「事業免許取り消さず」
ロシア外相 開発の重要性強調
【ユジノサハリンスク27日山野辺享】
ロシア天然資源省が環境対策の不備を理由に日欧企業によるサハリンの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に対する事業承認を取り消した問題で、ロシアのラブロフ外相は27日、同省などが行っている環境監査について「法律に基づいて調べているだけで、事業免許の取り消しを意味するものではない」と述べ、開発を進める考えを示した。
サハリン州ユジノサハリンスクで開かれた国際会議「サハリン石油ガス2006」での講演で明らかにした。
同外相は「サハリンの開発計画はエネルギー市場の安定に貢献する」と、開発継続の重要性を強調した。
その上で「ロシアのエネルギー企業が外資に圧力をかけているとの見方には根拠がない」と、ロシア側が意図的に揺さぶりをかけているとの批判に反論した。
一方、同外相に先立ち講演した斎藤泰雄駐ロシア大使は、事業承認を取り消したロシア天然資源省の対応について「関係者への説明のない一方的な措置で、透明性を欠く」と批判。
「海外投資家にロシアへの否定的な印象を与える」と述べた。
サハリン2
「事業免許取り消さず」
ロシア外相 開発の重要性強調
【ユジノサハリンスク27日山野辺享】
ロシア天然資源省が環境対策の不備を理由に日欧企業によるサハリンの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に対する事業承認を取り消した問題で、ロシアのラブロフ外相は27日、同省などが行っている環境監査について「法律に基づいて調べているだけで、事業免許の取り消しを意味するものではない」と述べ、開発を進める考えを示した。
サハリン州ユジノサハリンスクで開かれた国際会議「サハリン石油ガス2006」での講演で明らかにした。
同外相は「サハリンの開発計画はエネルギー市場の安定に貢献する」と、開発継続の重要性を強調した。
その上で「ロシアのエネルギー企業が外資に圧力をかけているとの見方には根拠がない」と、ロシア側が意図的に揺さぶりをかけているとの批判に反論した。
一方、同外相に先立ち講演した斎藤泰雄駐ロシア大使は、事業承認を取り消したロシア天然資源省の対応について「関係者への説明のない一方的な措置で、透明性を欠く」と批判。
「海外投資家にロシアへの否定的な印象を与える」と述べた。