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080923 中国の汚染ミルク 使用食品 アジア各国に  輸入・使用禁止相次ぐ

2019-07-27 21:05:42 | 中国
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’08/09/23の朝刊記事から

中国の汚染ミルク
使用食品 アジア各国に
輸入・使用禁止相次ぐ


【シンガポール22日斎藤正明】有害物質メラミンが中国産粉ミルクに混入していた問題で、汚染ミルクを原材料とする食品がアジア各地で販売されていることが判明し、中国産乳製品の輸入や使用を禁止する措置が広がっている。
AFP通信などが伝えた。



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台湾当局は21日、中国からのすべての乳製品輸入を禁止すると発表した。
これまで25トンの汚染粉ミルクの輸入と、それを原材料とする即席スープなど8製品が販売されていることを確認。
製造業者が回収している。

当局は関係業者に対し、同様の食品が他にも出回っている可能性があるとして、検査用に食品サンプルを送るよう指示した。

シンガポールでも、中国産アイスキャンデーとイチゴ風味ミルクからメラミンが検出され、政府は19日、中国産乳製品の輸入・販売を禁止した。
シンガポールの食品流通の専門家は「安価な食品には、中国産ミルクが含まれている可能性が高いので避けるべきだ」と呼びかけている。



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また、汚染ミルクを含んだ食品販売は確認されていないものの、マレーシアやブルネイ、ミャンマーも予防的措置として、中国産乳製品の輸入・販売の禁止に踏み切った。
ミャンマーは、欧米からの経済制裁の影響で中国産品の流通も多く、当局は神経をとがらせているとみられる。

世界保健機構は19日、汚染粉ミルクを含んだ製品の輸入が確認されたバングラデシュ、ブルンジ、ミャンマー、ガボン、イエメンに警告を発した。




080923 凶器は別のひも?  福岡 男児殺害容疑の母 供述

2019-07-15 20:33:40 | 殺人
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’08/09/23の朝刊記事から

凶器は別のひも?
福岡 男児殺害容疑の母 供述


福岡市西区の小戸公園で小学1年富石弘輝くん(6つ)が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された母親の会社員富石薫容疑者(35)=西区小戸3=が使用した凶器は、弘輝君の携帯電話のストラップ(首に下げるひも)ではなく、当時所持していた別のひも状のものである疑いが強いことが22日、福岡県警の調べで分かった。
薫容疑者が供述をしており、県警は詳しく調べて凶器の特定を急ぐ。

調べでは、薫容疑者は18日午後3時20分ごろ、公園の公衆トイレの多目的トイレ室内で弘輝君の首をひも状のもので絞めて殺害し、トイレ裏側の外壁と柱のすき間(幅約55センチ)に遺体を捨てた疑いで逮捕された。




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県警は当初、弘輝君の首に残る圧迫痕の形状から、凶器は携帯電話のストラップの疑いが強いとみていた。
しかし薫容疑者は、凶器は別のひも状のもので「背後から絞めた」と供述。
県警は首の圧迫痕と照合し、これが凶器の可能性が高いと判断した。

県警によると、薫容疑者は動機について「自分が病気を抱えているため将来を悲観し、子供を殺して自分も死のうと思った」と話す一方、「最初から殺すつもりはなかった。衝動的に首を絞めた」と供述している。
県警は自殺するためにひも状のものを用意していた可能性もあるとみており、犯行の計画性の有無も調べる。




080922 中国産汚染米 転売重ね「国産」に  食い違う業者説明

2019-07-08 21:22:24 | 経済
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’08/09/22の朝刊記事から

中国産汚染米 転売重ね「国産」に
食い違う業者説明


米粉加工販売会社「三笠フーズ」による汚染米の不正転売問題で、同社九州事業所から出荷された農薬メタミドホスで汚染された中国産のもち米が、多数の業者が介在する複雑な流通過程で「国産」に変わったケースが相次いでいることが21日、分かった。

産地が偽装された疑いも浮上。

食品の「国産信仰」を背景に、国産品として流通したことが汚染米の流通先拡大の一因になったとみられる。



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「最高レベルの品質として買った。国産100%との製品規格書ももらっていた」。

兵庫県赤穂市の菓子製造業者は、汚染米と知らずに購入した米粉の産地が中国だと聞いて戸惑った。

この業者に納入したのは兵庫県内の米粉販売会社。

神戸市の米穀加工会社から国産品として1キロ150円で購入した、と説明。

「中国産でこの価格だったら買うわけない」と話す。

一方、販売した側の神戸市の米穀加工会社は「中国産の古米と伝えたはずだ。国産品がこんなに安いわけがない」と反論。



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双方の説明は異なり、産地がなぜ変わったのか真相は不明だ。

熊本県のある米穀加工業者は「少し安くて中国産かと思ったが、卸業者を信頼した」と、同県内の業者から原料のコメを1キロ150円で購入。

加工した米粉の袋に熊本産と表示した。

「表示は米の産地ではなく製粉場所」と説明するが、購入した熊本市の和菓子店は、国産の高級品と信じていた。





080922 道路脇に5歳女児遺体

2019-07-06 20:56:26 | 殺人
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’08/09/22の朝刊記事から

道路脇に5歳女児遺体
千葉 着衣なし 遺棄で捜査


21日午後零時半ごろ、千葉県ruby>東金<とうがね市東上宿の東金南公園前の道路脇で、衣服を身につけていない女児が倒れているのが見つかった。

女児は病院で死亡が確認され、同市田間152、看護師成田多恵子さん(37)の次女で保育園児の幸満ゆきまろちゃん(5つ)と判明。

県警は死体遺棄事件と断定し、捜査本部を設置した。

幸満ちゃんは21日午前、多恵子さんが勤める病院から一人で出掛けた後、行方不明になっていたという。

捜査本部は何者かに連れさられ、事件に巻き込まれた可能性があるとみて、22日に司法解剖して死因などを詳しく調べる。




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近所の住民が正午ごろ現場を通りかかった際には遺体はなかったといい、捜査本部は零時半までの約30分間に遺棄されたとみている。

調べなどによると、道路を挟んで公園のはす向かいに建設資材置き場があり、男子中学生が道路と資材置き場の間に仰向けに倒れていた幸満ちゃんを発見した。

服を着ていないほか靴も履いていなかった。

首を絞められたような跡や、目立った外傷はないという。

現場から約100メートル離れた駐車場で幸満ちゃんの服と黒い靴が見つかった。




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幸満ちゃんは21日午前、「友達の家に行く」と言い残して病院から一人で出掛けた。

当時、友達の家は留守で、幸満ちゃんはそのまま行方が分からなくなり、多恵子さんが午後4時半ごろ「娘がいなくなった」と東金署に届けた。




080922 メラミン混入疑い 病院などに菓子30万個 全国3000施設に納入

2019-07-02 19:44:50 | 社会
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’08/09/22の朝刊記事から

メラミン混入疑い
病院などに菓子30万個 全国3000施設に納入


丸大食品(大阪府高槻市)が有害物質メラミン混入の虞がある5商品の回収を始めた問題で、対象商品の菓子約3万袋(約30万個)が給食大手の日清医療食品(東京)を通じ業務用として病院や老人保健施設など全都道府県の計3054施設に納入されていたことが21日、分かった。

業務用ルートが判明したのは初めて。

道内には、都道府県別の納入先で最も多い208施設に13,950個が収められていた。



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またスーパーなど一般消費者向けの出荷数がすでに明らかになっている約2,800袋を含め少なくとも1万5千袋近くに上ることもわかった。

商品の消費地は全国に及び出荷数も急増。

中国で死者まで出したメラミン混入事件の影響が拡大した。

日清医療食品が丸大から問題の菓子を購入したのは7月から9月20日までの約3カ月間だけで、約30万個の大半がすでに食べられたとみられる。

健康被害の報告はないという。

丸大は「ほかに業務用ルートの販売はない」と説明している。



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日清医療食品
ジャスダック市場上場の給食業者。
1972年創業。
医療・福祉施設の給食受託会社では国内最大手で全国の施設に食事サービスを提供している。
2008年3月期の連結売上高は1934億円。
本社は東京都千代田区。
即席麺最大手の日清食品とは関係ない。