’08/06/17の朝刊記事から
ストーカー判事 最高裁 罷免求める
「威信 著しく失った」
ストーカー規制法違反罪で起訴された宇都宮地裁判事・下山芳晴被告(55)について、最高裁は16日、「罷免が相当」として裁判官弾劾法に基づき、国会の裁判官訴追委員会に罷免の訴追を求めた。
下山被告は甲府地、家裁都留支部長だった2ー3月、恋愛感情を満たす目的で二十代の女性裁判所職員に16回、不適切な内容のメールを送った。
15人の最高裁判事が出席した同日の裁判官会議は「裁判官としての威信を著しく失うべき非行があった」と判断した。
今後、訴追委員会が訴追を決定し、弾劾裁判が開かれて罷免判決が出されれば、2001年の児童買春事件で有罪判決を受けた東京高裁判事以来、6人目となる。
最高裁の大谷剛彦事務総長は「到底許されない行為で、極めて遺憾。深くおわび申し上げる」との談話を発表した。
Kodak DC4800