'07/04/10の朝刊記事から
「徳育」評価は見送り
教育再生会議 慎重論が続出
政府の教育再生会議(野依良治座長)は9日、「学校再生」分科会を東京都内で開き、道徳教育充実を図る「徳育」(仮称)の正式教科化について、5月の第二次報告案では成績を数値で示す評価を求めない方針で一致した。
また、ほぼ一律の教員給与を評価に応じ差をつけることを柱とする第二次報告の教育財政分野の素案が示され、議論を続けることになった。
徳育については「(安倍晋三首相の掲げる)規範意識向上の核になる」と教科化を支持する声が大勢だったが、評価導入には「心の問題に点数をつけるのは考えられない」などの慎重論が続出。
具体策は新たな教科書の作成などにとどめる方向とした。
同会議は、現在は学習指導要領で定める教科ではない道徳教育を小・中・高校すべてで正式教科とし、教科書を充実させ、国や郷土の偉人について学ぶことを検討している。
だが、教える側の資質や、国による教科書検定などを通じた価値観の押し付けにつながるとの懸念も強い。
一方、教育財政分野の素案は、教育現場への競争原理導入を強く打ち出し、①学校選択制の推進を前提に、児童・生徒が多く集まる学校への予算配分優遇②学校統合推進③学校への直接寄付拡大④市町村ごとに教育政策の状況を公表する「全国公教育マップ」の作成‐などを提言した。
政府、自民党に「徳育」などと大それた事を言える資格のある人間が、果たして居るのでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/taifu_mary
(リンク記事をご覧下さい)
戦争に負けて日本はすべてを失った。
「身を売っても心は売らぬ」の気概から、
「悪魔に心を売って」しまった日本人。
今、戦後教育の花が見事に結実したのです。
己のなした結果に己が驚き、
何とかしなければと、思ったのは、
世の大人の一部に少しは心が残っていたからなのでしょう。