’08/07/11の朝刊記事から
イラン再びミサイル発射
【カイロ10日鄭真】イラン革命防衛隊は10日、前日に続きミサイルの発射実験をペルシャ湾一帯で行った。
国営メディアが伝えた。
イスラエルによるイラン核施設攻撃の観測が浮上するなか、自国の軍事力を重ねて誇示し、イスラエルやその同盟国である米国をけん制したとみられる。
これに対し、ライス米国務長官は10日、訪問中のグルジアで「われわれには米国や同盟国の利益を防衛する責務がある」と述べ、イランに強く警告した。
国営イラン放送によると、発射されたのは海上からの対空ミサイルや地対地ミサイルなど複数。
イランの最高指導者ハメネイ氏の側近は8日、イランが攻撃された場合「テルアビブとペルシャ湾の米艦船に報復攻撃する」と発言、9日にはイスラエル全土を射程内とするミサイルの発射実験を行った。
イランの核問題を巡り、ブッシュ米大統領は、武力行使の可能性も排除していない。
米メディアは6月、イスラエルがイラン核施設攻撃を想定した軍事演習を行ったと伝えていた。