‘08/06/26朝刊記事から
「拉致 日本の懸念に理解 」
米大統領 福田首相と電話会談
福田康夫首相は25日夜、ブッシュ米大統領と電話で約20分間会談、拉致問題解決を含め北朝鮮問題で引き続き緊密に連携していくことで一致した。
大統領は「自分は拉致問題を決して忘れない。日本の懸念は十分理解している」と述べ、北朝鮮による核計画申告を受け、米国がテロ支援国家指定解除の手続きを取ることに対する日本側の懸念に理解を示した。
首相は「北朝鮮の核廃棄に向け、6カ国協議のプロセスを前進させることが重要だ」、と述べ、拉致問題などでも「引き続き米国の協力をお願いしたい」と述べた。
また北海道洞爺湖サミット成功に向け、地球温暖化対策などの課題でも引き続き連携することで一致した。
電話はブッシュ大統領がかけた。
指定解除後も拉致問題重視の姿勢に変わりないと強調し、日本側への配慮を伝える狙いがあったとみられる。
Kodak DC4800